一部の発展途上國(guó)?地域、特にアフリカでは、マラリアとエイズが主な感染癥となっており、この2種類のウイルスに同時(shí)に感染する患者も多い。しかし研究者は、マラリア感染は、潛伏中のエイズウイルス（HIV）を免疫細(xì)胞が識(shí)別するのを助ける可能性があることを発見した。中國(guó)科學(xué)院広州生物醫(yī)薬?健康研究院の陳小平氏が率いる研究チームは、マラリアとエイズの相互関係に関する研究の中で、抗レトロウイルス療法（ART）を前提とすれば、マラリア感染がHIV貯蔵庫の除去を促す可能性があることを発見し、かつ初歩的にそのメカニズムについて説明した。関連する研究成果はこのほど、國(guó)際的な學(xué)術(shù)誌「Retrovirology」に掲載された。光明日?qǐng)?bào)が伝えた。

陳氏の説明によると、エイズの完治が困難な理由の1つに、HIVが細(xì)胞の「貯蔵庫」の中で、潛伏感染狀態(tài)として長(zhǎng)期間隠れていることが挙げられる。この貯蔵庫は主に休止CD4＋T細(xì)胞か記憶CD4＋T細(xì)胞に形成される。これらの細(xì)胞の中で、HIVウイルスは「潛伏」し、人體の免疫システムに識(shí)別されず、治療薬の効果も受けない。しかし患者が同時(shí)にマラリアに感染した場(chǎng)合、これら潛伏中の細(xì)胞が活性化する。免疫システムはこれを識(shí)別し、ウイルスに感染した細(xì)胞を攻撃し、除去することが可能だ。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2014年12月31日