■大學(xué)入試に対する社會(huì)各界の態(tài)度は平靜

実のところ、「日本の大學(xué)入試」制度は決して一回のみで決まるわけではない。大部分の受験生は試験を2回受けなければならない。一つ目が、文部科學(xué)省獨(dú)立行政法人大學(xué)入試センターが実施している、主に基礎(chǔ)的な學(xué)力を問(wèn)われる大學(xué)入試センター試験だ。この入試センター試験の10日後に全國(guó)の受験生の得點(diǎn)結(jié)果が発表される。受験生は自分の成績(jī)をもとに、受験する大學(xué)や學(xué)部を決定し、その後に各大學(xué)が実施する入試を受ける。これには、筆記試験、実技試験、面接試験、小論文、外國(guó)語(yǔ)のリスニングなどが含まれ、2月中旬から3月下旬までの間に実施される。

一般的には、上記２回の入試結(jié)果の総合的な成績(jī)から、最終的に合否が決まる。しかし、一部の大學(xué)ではセンター試験の結(jié)果次第で２次試験が受けられるどうかが決まる。また、一部大學(xué)ではセンター試験の成績(jī)が直接的に合否を左右する。このほか、センター試験を受ける必要がなく、直接大學(xué)の入試を受けられる私立大學(xué)もある。

中日の狀況を比較すると、中國(guó)の大學(xué)入試のほうが社會(huì)各界からより注目され、親たちも異常なほどナーバスになっている。日本社會(huì)は全體的に大學(xué)入試に対する態(tài)度は平靜で、各入試會(huì)場(chǎng)でも親の姿を見(jiàn)ることはほとんどない。日本のメディアも報(bào)道はするが、そのほとんどが簡(jiǎn)単にふれたものだ。

日本に子供が出世することを望む親がいないわけではない。しかし、ほとんどが子供の意思を尊重しており、子供にあまり大きなプレッシャーを與えないようにしている。大學(xué)に入學(xué)することだけが人生の唯一の道ではない。また、日本では、學(xué)生の成績(jī)は個(gè)人情報(bào)にあたるため、日本の大學(xué)入試では個(gè)人の成績(jī)やランキングは発表されない。さらに、センター試験のほかにも、受験生は申請(qǐng)した大學(xué)の筆記試験や面接試験を受けなければならない。つまり、センター試験の結(jié)果だけで必ず希望する大學(xué)に入學(xué)できるわけではない。大學(xué)は成績(jī)を重要な參考にすると同時(shí)に、受験生の性格や、興味、自己管理能力、社會(huì)的責(zé)任感などの要素も判斷基準(zhǔn)としている。メディアも高い得點(diǎn)を取った學(xué)生を大きく報(bào)道することはない。日本社會(huì)では、そういったことは若者の成長(zhǎng)に悪い影響を與えると考えているからだ。