日本にいるおじいさんに聞いたら、日本でも、70年代位までは電車に乗るときに並ばなかったし、日本の道路も、以前は違法駐車が酷かったそうである。人間、衣食足りて禮節(jié)を知るとは2000年前の管夷吾が言った言葉だが、言い得て妙である。人間の本質(zhì)、社會の変化は相當(dāng)似ているものだということだろう。経済発展から交通渋滯にしろ、空気や水などの環(huán)境汚染問題にしろ、日本も通ってきた道である。良きにつけても悪しきにつけても、日本がゆっくり通って來た道を、中國が駆け足で一気に追って來ているのだ。願(yuàn)わくば、環(huán)境問題も、民度の向上も一気に追いつき、そして、追い越して欲しいものである。
北京では地下鉄も、多くに安全ドアがついて、線路への落下が防がれるようになってきている。日本でもまだごく一部しか実施されていないことからも分かるように、部分的にはもう、日本を追い抜いている。ただ、人の認(rèn)識は現(xiàn)在の実際より、遅れて変化するものであるから、いまだに中國を遅れている國だと思っている日本人が少なからずいる。日本人が中國の発展進(jìn)化に気が付くその時(shí)は、既に、日本の遅れと劣勢が決定的になっている時(shí)であろう。
思い起こせば、私が日本にいた時(shí)は、「中國は批判をゆるさない、言論の自由が無い國」という論調(diào)が多かったが、來てからの実感としては、「異なる意見に対して、意外と懐が広い」というものである?,F(xiàn)在、私が中國が偉大だと思うところは、好き嫌いという感情を脇において、他國を虛心に懸命に學(xué)んでいる所である。日本の政治や経済、社會問題にしても、中國は國として、日本の良い所は良いと認(rèn)めて、日本の成功と失敗を國を挙げて大いに研究しているのだ。日本が他國をこれほどまでに研究しているであろうか心もとない。
次回は、身の回りで今の中國で改善して欲しいと感じる所を二つ三つ具體的に述べてみたい。
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「人民網(wǎng)日本語版」2015年2月11日
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