昨年、かつてない厳しい局面に直面していた中日関係は、改善への重要な一歩を踏み出し、非凡な過程を経験しました。それと同時に、民間交流とりわけ中國人の訪日観光客數(shù)の規(guī)模は年々拡大も見せており、こうした民間交流が両國の政府交流および経済交流を改善する新たな力となりつつある。2015年の春節(jié)(舊正月、今年は2月19日)を迎えるに當(dāng)たり、人民網(wǎng)は中日交流に盡力する日本の政経界の有識者を獨(dú)占取材した。世論が顕在的あるいは潛在的に両國の対立を伝える中、中日友好を掲げそれを堅(jiān)持する有識者らの理性的な聲に耳を傾けてみたい。
久保成人 日本政府観光庁長官
2015年の春節(jié)期間中、日本を訪れる中國人観光客の數(shù)は過去最高を記録すると予測されており、「観光立國」を掲げる日本にとってそれは大きな推進(jìn)力となるであろう。両國の観光交流の現(xiàn)狀について、日本政府観光庁長官の久保氏は、相互観光訪問の意義は経済面メリットに留まらず、國民の相互理解に繋がる最も有効的なルートであるとし、「百聞は一見にしかず」という中國の諺を用いながら、「実際に日本に來て頂き、見て、感じることで、実際の日本を知ってもらいたい」と語った。また、相互性が重要であるという観點(diǎn)から、より多くの中國人観光客の訪日を歓迎すると共に、訪中日本人観光客が減少傾向にある現(xiàn)狀を打開したいとも語った。
◆記者:まず、昨年の訪日中國人観光客の數(shù)は非常に多かったのですが、その理由をどのように分析していらっしゃいますか。
久保氏:昨年は241萬人の中國人観光客に來て頂きました。その要因の一つは、中國國內(nèi)で海外旅行に行かれる方が非常に増えています。そういう中で、日本が円安、元高の傾向、あるいは、我々の方で去年10月から、いわゆるお土産で持って帰ってもらう消費(fèi)稅免稅の消費(fèi)をすべての品目に拡大した、ということも追い風(fēng)になったと思っています。
二つ目は海との関係で、例えば、2013年は中國から來るクルーズが14本あったんですが、去年は116本に拡大しています。
三つ目は空の関係で、新しい航空路線の就航だとかチャーター便が非常に増え、空からも沢山の人に來て頂きました。こういうことが要因だと思います。
四つ目は私どもの関係機(jī)関にJNTOというのがありますが、色々な形で宣伝?プロモーションを致しました。中國側(cè)の旅行社と一緒に「日本はこんな國ですよ」という協(xié)同広告をやったり、沢山の方が使われているSNSで日本の情報発信をしたり、旅行博には當(dāng)然出展しPRしました。また、東京、富士山、京都、大阪というルート以外にも、日本はこんなところがありますよ、ということで、九州を紹介したりという新しいプロモーションを始めました。こうした4つの理由で多くの中國人の方に來て頂いたと私どもは分析しています。
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