北京で仕事をする獨(dú)身の劉さん(女性)は、年越しの里帰りで大枚をはたいた一人だ。春節(jié)を選んで結(jié)婚した同級生への祝儀に3000元、母親への年賀祝いに1萬元、お年玉で4500元。年越し出費(fèi)は合わせて2萬元を超えた。
「人情は大事にしなければならない」?!袱暧瘠伽胜堡欷啸幞螗膜胜胜搿埂¥饯螭市睦恧摔瑜盲?、多くの人が互いに競い、出費(fèi)は厳しいと感じながらも高額のお年玉を包む。せっかくの人情は多くの人にとって負(fù)擔(dān)となりつつある。
▽春節(jié)で年収の3分の1を消費(fèi)
取材をしていたら、春節(jié)で年収の3分の1を使ってしまったという人も現(xiàn)れた。西安市のある企業(yè)の上層管理者を務(wù)める1960年代生まれの李斌さん。昨年は會社の業(yè)績が振るわず、収入が減り、毎月の収入は平均で6000元余りだった。妻と息子は毎月それぞれ3000元稼ぐ。年間の世帯所得は合わせて約14萬元だ。
今年の春節(jié)では、一家3人で4萬5千元を使った。年収の3分の1近くの金額だ。一番大きな出費(fèi)は、家族一人ひとりにiPhoneを配り、家電を揃えた1萬5千元の出費(fèi)だった。
▽年越しは「負(fù)擔(dān)」にあらず
金を持っていようと持っていなかろうと、年末年始は家に帰ってすごすもの。社會學(xué)専門家によると、春節(jié)で一番大切なのは一家そろって新年を迎えることで、金銭やメンツにこだわって年越しを負(fù)擔(dān)に感じてしまっては元も子もない。
北京大學(xué)社會學(xué)科の夏學(xué)鑾教授は、「経済発展と収入上昇に伴い、人々がお金を持つようになれば、新年のお年玉の額が増えるのは當(dāng)然だ。だが一部では、他人と競ったり、羽振りの良さをアピールしたり、メンツを気にしたりする人もおり、親戚や友人の間で、『あなたが200元くれるなら私は500元わたす』といった調(diào)子でお年玉の額はどんどん跳ね上がっている。こうした心理狀態(tài)は適切なものとは言えない」と語る。
![]() | ![]() |
このウェブサイトの著作権は人民日報(bào)社にあります。
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257、080-5077-8156 北京 (010) 6536-8386