大陸部の年越しで飛び交う巨額のお年玉と対照的なのが、香港の「利是」。お金を渡すのは同じだが、一般的には10香港ドルか20香港ドル程度と金額が少ない。新年の幸運(yùn)を祈り、祝福の気持ちを表すための風(fēng)習(xí)で、渡す方も渡される方も負(fù)擔(dān)を感じずにすむ。

夏教授は、お年玉の額を競(jìng)い合うような風(fēng)潮は、すべての人を苦しめるもので、改める必要があると指摘する。新年や節(jié)句を過(guò)ごすのに大金を渡す必要はないし、渡すべきでもない。自分なりの行動(dòng)を守っていればよい。黨中央はぜいたく禁止など「八項(xiàng)規(guī)定」を黨員向けに打ち出して模範(fàn)を示しているが、一般市民もこれにならって、古い風(fēng)習(xí)は自らやめることが望ましい。

一方、春節(jié)の出費(fèi)の大きな部分を「親孝行」の支出が占めていると指摘する専門家もいる。故郷に帰って両親にいいところを見(jiàn)せたいと思う人の中には、親の思いに報(bào)いていないという後ろめたさも見(jiàn)え隠れしており、こうした人は自らストレスを招いているとも言える。普段からできるだけ故郷に帰って両親を見(jiàn)舞うことを心がけるべきだ。（編集MA）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2015年2月27日