北斗衛(wèi)星測位システムの17基目の衛(wèi)星が、3月31日に打ち上げられた。同衛(wèi)星のチーフデザイナーの林寶軍氏によると、中國科學(xué)院が開発を擔(dān)當(dāng)したこの次世代航行衛(wèi)星は國産部品を大量に使用し、かつ中國製のCPU「竜芯」を初めて使用した。中國科學(xué)報が伝えた。

次世代北斗衛(wèi)星の「中國製CPU」を搭載したコンピュータが、4月20日午前に正式に稼働開始した。これは中國の衛(wèi)星測位システムが自主コントロールの実現(xiàn)に向けて、重要な一歩を踏み出したことを意味する。

次世代北斗衛(wèi)星には3つのブラックボックスが搭載されている。それぞれ、400ページの本を4冊重ねたほどの大きさだ。そのうち2つには2個の「竜芯1E」と4個の「竜芯1F」が搭載されている。この2つのブラックボックスは主に衛(wèi)星間リンクのデータ処理、すなわち北斗衛(wèi)星間の通信データの処理のサポートを擔(dān)う。

「竜芯1E」は通常の演算を擔(dān)當(dāng)し、「竜芯1F」はデータ収集、スイッチの制御、通信などの処理機(jī)能を擔(dān)う。

中國科學(xué)院國家宇宙科學(xué)センターの研究員は取材に対し、「中國の衛(wèi)星用CPUの性能は、海外に大きく後れを取っている。中國は第13次五カ年計(jì)畫期間（2016?2020年）にCPU性能の向上に努め、最終的に衛(wèi)星用設(shè)備のすべてを國産化しなければならない」と述べた。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2015年4月21日