▽國(guó)際化は新たな関門(mén)へ

中國(guó)は今や世界一の商品輸出大國(guó)であり、世界5位のサービス輸出國(guó)だ。そして人民元は世界2位の貿(mào)易融資通貨であり、5番目の支払い決済通貨だ。人民元は海外で一つ一つ足跡を殘しており、今後は四大決済通貨の米ドル、ユーロ、英ポンド、日本円と同じように國(guó)際通貨基金（IMF）の特別引出権（SDR）の通貨バスケットの仲間入りできるかどうかに注目が集まる。

業(yè)界関係者の説明によると、ある通貨がSDRに組み込まれるには通常2つの基準(zhǔn)をクリアしなければならない。1つはその通貨の背景にある貨物貿(mào)易とサービス貿(mào)易の量が十分かどうか、もう1つはその通貨が自由に交換?使用できるかどうかだ。現(xiàn)在、中國(guó)は経済や金融の影響力については何も問(wèn)題はないが、金融口座にはなおたくさんの制限があるため、今後は金融と國(guó)際市場(chǎng)との深い融合および通貨の自由交換の促進(jìn)のペースを速める必要があるという。

人民元が國(guó)際化の次の関門(mén)を超えることについて、市場(chǎng)各方面は楽観的な見(jiàn)方を示す。たとえば中國(guó)國(guó)際金融有限公司は、一連の措置が打ち出されるのにともない、今年末には人民元が「完全に自由交換が可能な通貨」になると予想する。アジア開(kāi)発銀行の李金沃チーフエコノミストは、「人民元がSDRの通貨バスケットに入れば各方面に歓迎される。慎重なドイツ銀行でさえ、人民元が2016年までにSDRに組み込まれる可能性は70％に高まったとみている」と話す。

こうした楽観的な見(jiàn)方には理由がないわけではない。最新の資料によると、人民元建て資本項(xiàng)目の個(gè)別項(xiàng)目40件のうち、交換できないものは4件だけで、中國(guó)の資本項(xiàng)目の開(kāi)放度はすでに90％に迫った。また現(xiàn)在世界60カ國(guó)以上の中央銀行が外貨準(zhǔn)備で人民元を保有することを選択している。

専門(mén)家は、「人民元の國(guó)際化は世界経済により大きな便宜と活力をもたらすだけでなく、國(guó)際通貨の種類が少なすぎることによりもたらされるシステム的リスクを予防し、グローバル金融の安定を促進(jìn)する上でプラスになる」と説明する。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2015年5月27日