秋山さんが経験に基づいてまとめた「職人心得30箇條」には、「連絡(luò)?報(bào)告?相談のできる人から現(xiàn)場(chǎng)に行かせてもらえます」、「人の言うことを正確に聞ける人から現(xiàn)場(chǎng)に行かせてもらえます」、「トイレ掃除ができる人から現(xiàn)場(chǎng)に行かせてもらえます」、「お掃除、片付けの上手な人から現(xiàn)場(chǎng)に行かせてもらえます」、「時(shí)間を気にできる人から現(xiàn)場(chǎng)に行かせてもらえます」などが含まれ、見習(xí)いは毎日、何度も読み、獨(dú)立するまでの8年間に1萬回は読む計(jì)算になる?！赣H方」の秋山さんは、食事もマラソンも、トイレ掃除も見習(xí)いと一緒に行う。

秋山さんは同書の中で、「8年間で、見習(xí)いは、職人となるための心構(gòu)えのほか、正しい生活態(tài)度、基本訓(xùn)練、段取り、知識(shí)、技術(shù)など一人前の職人に必要なものを身につけなければならない」と書いている。

その中でも、秋山さんが特に重視しているのが「人間性」だ。技術(shù)力40％、人間性60％と強(qiáng)調(diào)し、そんな人柄が一流の「できた職人」を育て、心が一流なら、技術(shù)も必ず一流になるというのが秋山さんの考え。そして、「優(yōu)秀でない」見習(xí)いを引き受けるほうがいいという。その理由は、「一流の職人になるには、自分のちっぽけなプライドは置いておいて、親方の言っていることを丸飲みする素直さが必要」だからだ。