「五山」とは、中國(guó)の南宋時(shí)代(1127-1279年）における寺格の一つで、禪寺を五山の最上位に置き、政府が住持（住職）を任命する。鎌倉(cāng)幕府時(shí)代の日本にもこの寺格があり、「五山十剎」の禪僧がいて、高待遇を受けていた。そして、禪や漢詩を研究する漢文學(xué)に參加し、禪宗を通して中國(guó)文學(xué)に觸れ、「五山文學(xué)」が生まれた。

「五山文學(xué)」の代表的な人物が萬里集九。稱名寺に來た萬里集九は、梅の花がまだ咲いていなかったため、すぐに帰って行ったとされている。

その後、それを知った鎌倉(cāng)の建長(zhǎng)寺の僧侶も稱名寺へ行き、梅の花を摘み、江戸城へ送った。萬里集九はそれを生まれ故郷の美濃國(guó)へ持っていき、梅の花のために枝を描いた。梅の花を見て、杭州の孤山へ行き、詩人?林逋と一緒にそれを見ることを思い描いていたのだ。

日本の文化の西湖に対するあこがれは、今の日本の多くの都市でも見ることができる。例えば、東京の小石川後楽園、舊浜離宮恩賜庭園、広島市の縮景園、和歌山市の養(yǎng)翠園、水戸市の千波湖などがあり、どれもが西湖の縮図だ。

「人民網(wǎng)日本語版」2015年11月26日