中國が獨自に開発した初の極地用全地形対応車がこのほど、極地観測船「雪竜號」によって南極の中山基地に到著し、基地付近での実地試験に成功した。新華社が伝えた。

この水陸両用多機(jī)能車の車體は、前後に分かれている。雪原、砂漠、干潟などの複雑な地形に対応でき、2010年より國內(nèi)の一部地域で使用が開始されている。南極の特殊な気候と地理的環(huán)境に合わせ、極地低溫発車、電気部品耐低溫、車體保溫、多機(jī)能極地設(shè)備積載といったさまざまな技術(shù)改良を行った。

中國第32次南極科學(xué)観測隊の孫波副隊長は、「國産極地用全地形対応車の加入により、中山基地周辺の物資?人員の輸送、科學(xué)観測、緊急救助など多くの需要が満たされる」と話した。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2015年12月16日