中國とタイの鉄道協(xié)力プロジェクトの始動式が19日午後3時、タイのアユタヤ県バンパインにある鉄道駅で行われた。タイの10県をつなぐ、全長845キロの同鉄道プロジェクトは、中國?ラオス鉄道プロジェクトに続き、中國の鉄道産業(yè)?技術(shù)標(biāo)準(zhǔn)が全面的な海外進(jìn)出を果たした新たな重要成果と見られている。中國鉄道総公司の責(zé)任者は取材に対し、「同プロジェクトは將來的に中國?ラオス鉄道と連結(jié)し、中國とタイの鉄道の相互連結(jié)を?qū)g現(xiàn)、さらにアジア橫斷鉄道中央ルートの貫通を促進(jìn)する」と述べた。環(huán)球時報が伝えた。

中國?タイ鉄道協(xié)力プロジェクトは、▽バンコク～ケーンコイ線▽ケーンコイ～マプタプット線▽ケーンコイ～ナコンラチャシマ線▽ナコンラチャシマ～ノンカイ線の4段階に分かれ、線路の幅は1.435メートル、設(shè)計時速は180キロ（將來的には250キロまでスピードアップが可能）。建設(shè)においては中國の技術(shù)?標(biāo)準(zhǔn)?設(shè)備を全面的に使用する。タイの華字紙「泰國世界日報」の報道によると、中國とタイは昨年12月、両首脳の立ち合いの下、協(xié)力了解覚書に調(diào)印した。以來、中國?タイ鉄道協(xié)力合同委員會は9回の會議を開き、今年12月3日に政府間鉄道協(xié)力枠組み文書に署名した。タイ國有鉄道の総裁は「來年5月の正式な著工を望んでいる」としている。タイ紙「バンコクポスト」によれば、これはタイ史上最大規(guī)模の交通プロジェクトで、工期は4年とされている。

タイ運(yùn)輸省の副大臣は取材に対し、「航空運(yùn)輸と比べ、中國?タイ鉄道協(xié)力プロジェクトの最大のメリットは効率的で安価な貨物運(yùn)輸を?qū)g現(xiàn)できる點(diǎn)にある。將來は中國南西部からラオスを通り、タイに直通する輸送ラインが完成し、中國?タイ?ラオス、さらにはASEAN諸國の相互連結(jié)が促進(jìn)される。これは中國とタイだけでなく、ほかの國にも利益をもたらす」と述べた。

ボイス?オブ?アメリカは「中國?タイ鉄道が予定通り著工すれば、畫期的な意義のある大きな出來事となるだろう。これは、長らく計畫されてきたアジア橫斷鉄道が正式な建設(shè)段階に入ることを意味するばかりでなく、周辺國家にとっても模範(fàn)となる。各國の鉄道網(wǎng)を連結(jié)する技術(shù)標(biāo)準(zhǔn)が確立され、中國鉄道技術(shù)の東南アジア普及のモデルとしての役割を果たす」と指摘したほか、「中國?タイ鉄道の建設(shè)が、中國と東南アジア諸國間の貿(mào)易および観光業(yè)発展にとって意義を持つのは言うまでもない。より重要なのは、このプロジェクトが中國の鉄道建設(shè)?輸出、産業(yè)アップグレード戦略の突破口となった點(diǎn)だ」と指摘した。（編集SN）

「人民網(wǎng)日本語版」2015年12月21日