カレンダーで「読書(shū)」も

カレンダーブームの中、鮮やかな赤色の表紙に金ぱくで「故宮日歴」と書(shū)かれたカレンダーも人気だ。北京の人気観光スポット故宮博物院は1932年に、「故宮カレンダー」を発売したものの、その4年後にさまざまな理由から発売が中止された。しかし、それから約80年経った2009年、故宮出版社は再び「故宮カレンダー」を発売するようになった。毎年、テーマや內(nèi)容が変わっている。

「故宮カレンダー」を購(gòu)入した人の中には、微博(ウェイボー)やブログに毎日、感じたことを書(shū)き綴っている人もいる。通常のカレンダーとは異なり、「故宮カレンダー」や「紅樓夢(mèng)カレンダー」のようなカレンダーは、月日を示すだけでなく、文字や絵が1日の間に読める量に編集され、知識(shí)の詰まった本ともなる。1ページに過(guò)ぎないものの、ペースの早い生活を送り、読書(shū)も斷片化している現(xiàn)代人にとっては、忙しい中で少しの時(shí)間を取り、新しい知識(shí)を取り入れる、良い手段となっている。

オリジナリティある手帳が人気に

また、日本や臺(tái)灣などの地域では多くの人の必需品となっている手帳も、中國(guó)大陸部の若者の間でブームになりつつある。各日や月、年の予定をカレンダーに書(shū)きこむことができる手帳は、マークや絵、シールなどを使って、世界に一つだけのオリジナルカレンダーともなる。そして、使い終わっても、自分の「記録」としてその価値は殘り、保存しておく人も多い。

手帳デビューして間もないというあるネットユーザーは、今年「読庫(kù)」が発売した「日課」を使っている。そして、年末となり、微博に「最近は毎日日記を書(shū)いている?！喝照n』を見(jiàn)ながら毎日が過(guò)ぎ、2015年ももうすぐ終わり」と書(shū)き込んだ。「日課」は13年から発売されるようになり、毎年大人気となって、「國(guó)民的手帳」と呼ばれるようにもなっている。各左側(cè)のページは、民國(guó)時(shí)代（1912年―1949年）の教科書(shū)の文や挿絵が書(shū)かれ、右側(cè)は一番上に日付や祝祭日が書(shū)かれているだけの空白のページとなっている。同ネットユーザーは取材に対して「初めてネット上で『日課』の説明を見(jiàn)て、思わず買(mǎi)ってしまった。そして、毎日日記をがんばって書(shū)いてきた」と話した。微博にアップしている畫(huà)像を見(jiàn)ると、そこには読書(shū)や映畫(huà)の感想が書(shū)かれているほか、シールも貼られており、內(nèi)容はバラエティに富んでいる?！柑丐藭?shū)くことがない日でも、左側(cè)の文や絵を見(jiàn)て、インスピレーションを得ることができる。昔は教科書(shū)の內(nèi)容もとてもピュアで好きだ」。

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2015年12月29日