舊暦申年の到來(lái)まで1カ月を切った。注意深い人は、この申年は、伝統(tǒng)的な暦法によると、1年の間に立春の日が來(lái)ない「無(wú)春年」となることに気づいていることだろう。天文の専門家は、「『無(wú)春年』は、暦法における正常な変遷により起こるもので、吉兇や禍福（災(zāi)いと幸福）とは一切関係がないので、過(guò)剰な心配には及ばない」と人々に注意を呼び掛けている。新華社が報(bào)じた。

天文教育の専門家である天津市天文學(xué)會(huì)の趙之珩?理事は、「無(wú)春年」について、次の通り説明した。

いわゆる「無(wú)春年」とは、舊暦の１年間に立春の日が來(lái)ない年を言う。2016年2月8日から2017年1月27日までの舊暦「丙申年（俗稱：申年）」については、立春が通常、毎年2月4日であることから、立春の日が訪れないことになる。2016年の立春?2月4日は、まだ舊暦「未年」であり、翌2017年の立春?2月3日は、すでに舊暦「酉年」となっている。よって、間もなくやって來(lái)る舊暦「申年」には、「立春の日」がない。

それでは、「無(wú)春年」はどのようにして生まれるのであろうか？天文の専門家による解説は以下の通りだ。

節(jié)気は、地球が太陽(yáng)の周りを公転するルールに基づいて定められた。地球が360度公転するのに要する時(shí)間は365.2422日、黃経0度を春分點(diǎn)とし、15度運(yùn)行するごとに1つの節(jié)気が定められ、計(jì)24節(jié)気となる。太陽(yáng)暦と異なり、陰暦は、月の運(yùn)行?満ち欠けによる周期的変化を基準(zhǔn)とした暦であり、1カ月平均29.5306日、1年12ヶ月は354.3672日となり、太陽(yáng)暦により11日ほど少なくなる。