観客は文學(xué)的気質(zhì)のアカデミー賞受賞作品を好まない

アカデミー賞受賞作品がいつも遅れて公開されるのは、マイノリティー作品の文學(xué)的気質(zhì)と関係があり、國(guó)內(nèi)の會(huì)社は積極的に公開に乗り出さない。

厳氏は、「中國(guó)の観客が映畫館で外國(guó)映畫を観るのはビジュアル効果のためで、すでにこのような鑑賞の趣味が養(yǎng)われている」と考えている。國(guó)內(nèi)の観客の大半は文學(xué)作品には興味を示さず、アカデミー賞受賞作品であっても彼らの心は動(dòng)きにくい。

アカデミー賞受賞映畫のテーマは実際に衝撃的なものが多い。「それでも夜は明ける」は人種差別を、「スポットライト 世紀(jì)のスクープ」は聖職者による性的虐待をそれぞれ描いており、米國(guó)では非常に敏感な社會(huì)的問題であるものの、中國(guó)社會(huì)においてはこれらに似た問題はないため、観客は共鳴しにくいと言える。

真似できない「レヴェナント:蘇えりし者」の成功

現(xiàn)在、「レヴェナント:蘇えりし者」の上映率と入場(chǎng)率は比較的高く、評(píng)判も悪くないため、まだまだ大きな可能性を殘している。首都映畫館の于超社長(zhǎng)は最終的にこの映畫の興行収入は5億元（約86億5千萬円）に迫るだろうと予測(cè)する。これはディカプリオにとって「タイタニック」、「インセプション」に続き中國(guó)での興行収入が傑出した映畫になる。しかし業(yè)界関係者の多くは、「レヴェナント:蘇えりし者」の興行収入での成功をマネするのは難しいとし、今後、他のアカデミー賞受賞作品を再公開しても興行収入はさほど良くないとだろうと感じている。

厳氏は、「中國(guó)が外國(guó)映畫の大作を誘致している何年もの間、徐々に観客に誤った概念を形成してきた。外國(guó)映畫を見るということはハリウッドの大作であり、アクション、爆発、スピード、銃撃戦などの特殊効果シーンを見ることである。実際のところ、中國(guó)國(guó)內(nèi)の市場(chǎng)の空きはだんだんと大きくなっており、海外の文學(xué)作品、獨(dú)立した映畫観客層を育てることができる。市場(chǎng)に出る映畫のジャンルを限定させる必要はない」と話す。彼はまた「レヴェナント:蘇えりし者」の興行収入は口コミ効果も相まって、國(guó)內(nèi)の會(huì)社に模範(fàn)的役割を提起する可能性もあると感じている。(編集JK)

「人民網(wǎng)日本語版」2016年3月25日