米國ワシントンに本部がある國際金融協(xié)會（IIF）がこのほど発表した報告書によると、長年にわたりグローバル企業(yè)の社債発行額が記録を更新し続けており、現(xiàn)在では債務(wù)水準(zhǔn)が極端なレベルに達(dá)している。一連の評価の指標(biāo)は、2008年のリーマン?ショック直前の金融バブル期の水準(zhǔn)を上回るという。

同報告書は2つのリスクを警告する。1つは過去10年間、新興エコノミーの企業(yè)の債務(wù)規(guī)模が6倍に拡大して、25兆ドル（1ドルは約108.7円）に達(dá)したことだ。もう1つは米國や歐州などの発達(dá)したエコノミーのハイイールド債（ハイリターンだがリスクも高い債権）発行量が記録を更新し、米國企業(yè)の全體的な収益狀況は14年から低下し始めているが、債権は発行され続けていることだ。純債務(wù)の収益に対する比率は1対1.4で、07年のサブプライム問題の時期の2倍に膨らんだ。

現(xiàn)在の社債の複雑さは、米國、歐州、日本などの大企業(yè)の多くが大量の現(xiàn)金を抱え込んでいることに現(xiàn)れている。米國企業(yè)は1兆6千億ドル、歐州企業(yè)は2兆2千億ドル、日本企業(yè)は2兆ドルをそれぞれ抱える。また小規(guī)模企業(yè)の多くが債務(wù)を抱え、巨額の債務(wù)が積み上がっていることにも複雑さがかいま見られる。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2016年5月10日