中國科學(xué)院と日本科學(xué)技術(shù)振興機(jī)構(gòu)（JST）が主催する2016年中日大學(xué)フォーラム及びその関連イベントが、6日から10日にかけて北京と済南で開催された。中國と日本の有名大學(xué)24校の學(xué)長が科學(xué)技術(shù)のイノベーションをどのように推し進(jìn)め、一流大學(xué)を創(chuàng)り上げていくかなどの議題について議論を交わした。フォーラム期間中、どのようにしてイノベーション人材を育成していくかという點(diǎn)ついて、日本のノーベル受賞者のゆりかごと呼ばれている京都大學(xué)の山極壽一総長に取材した。新華網(wǎng)が伝えた。

人類學(xué)と霊長類學(xué)における世界的権威でありながら、京大生からは「ゴリラの総長」と親しまれる山極総長。今回のフォーラムに參加した大學(xué)のいずれもが、科學(xué)技術(shù)のイノベーションとイノベーション人材、グローバル人材の育成が一流大學(xué)における主な課題であるという考えで一致していた。山極総長は京大におけるこの方面での理念や方法として、その自由な校風(fēng)を挙げ、これこそが京大の大學(xué)創(chuàng)立からの基本理念であると紹介した。

學(xué)生が本當(dāng)に興味を持っている事柄と學(xué)生自身の潛在力を啓発するために、京大では様々な試みがなされているという。一部の専攻はその他の専攻の単位と振替が可能であり、専攻の授業(yè)を含むほとんどの授業(yè)で名前による出席確認(rèn)を行わず、他の専攻へ移ることも比較的容易だ。

こういった自由な選択の他に、山極総長は特に対話の重要性を唱え、「自學(xué)自習(xí)の提唱は獨(dú)立した思考を提唱するというだけではない。同級(jí)生や教師、研究場所で十分に対話を行うことで、対立し、切磋琢磨して初めて新しい考えが生まれ、新しい協(xié)力が生まれることになる」と語った。