「空の巣青年」にとっての問(wèn)題は、「孤獨(dú)による寂しさ」だけではない。

山東省政協(xié)委員の■相超委員（■は登へんにおおざと）は「今の1980年代生まれや1990年代生まれは、自立心が非常に強(qiáng)く、自分だけの空間を持ちたいと望んでいる。このような傾向から、彼らは獨(dú)居生活にある程度適応しやすいと言えるだろう。だが、その一方で、彼らが長(zhǎng)期間『一人暮らし』や『空の巣暮らし』を続けると、パートナーとうまく協(xié)調(diào)してやっていけなくなり、その時(shí)間があまり長(zhǎng)くなると、感情的な対立や問(wèn)題が生じるケースも出てくる」と指摘している。

現(xiàn)在各都市で生まれている「空の巣青年」現(xiàn)象についても「社會(huì)の発展にともない、多くの會(huì)社では業(yè)務(wù)範(fàn)囲が1都市、あるいは1ヶ國(guó)に限定されず、あちこちに業(yè)務(wù)が拡大するようになる。これにより、一般社員や中間管理職が頻繁に出張するようになる。1980年代生まれや1990年代生まれは、ちょうどその世代に當(dāng)たる。このような現(xiàn)象は、金融業(yè)、建築業(yè)、貿(mào)易業(yè)で最も頻繁に見(jiàn)られる」と述べた。

また「現(xiàn)在の1980年代生まれ、1990年代生まれにのしかかっているプレッシャーは、十年前の若者よりずっと大きい。彼らの多くが一人っ子であるため、老いた両親の面倒を見(jiàn)るというプレッシャーのほか、自動(dòng)車ローンや住宅ローンなどの経済的プレッシャーも背負(fù)わなければならない。したがって、彼らは長(zhǎng)期出張に出ることで得られる手當(dāng)てで生活費(fèi)を補(bǔ)い、『自分のやり方で生活上のプレッシャーに対応している』のだ」と話した。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2016年7月19日