
成績発表を前に、ある20代の男性は両手を合わせて、緊張した面持ちをしていた。「大學入試の合格発表のときより緊張している。ゲーム力がないと、『男らしくない』と思われ、女性にもてない。男性も、一緒にゲームをしていて足を引っ張ってしまうようなゲーム力がない男性を嫌う」と同男性。「今回は87點。昨年は65點と最悪だった。今日まで1年間一生懸命頑張ったおかげで高得點を出せた」という。
女性を取材してみると、確かに「ゲーム力」が彼氏を探す際の「重要指標」になることが分かった。玲子さん(17)は、「ゲーム力のある男性は絶対に頭がいい。男性もゲーム力のある女性を高く評価し、そのような女性は面白くて、共通の話題があると思ってもらえる」と話した。
お母さんと一緒に來ていた秀哉君(10)の同試験の成績は65點。取材に対して、「合格は合格だけど、満足していない。來年はもっとゲーム力を上げないと」と悠然と語り、「この試験には參考書などはないが、どうやってゲーム力を上げるのか」との質問に、「勉強する分野を広げるしかない」と答えた。
出題者であるドワンゴのスタッフ?松永さんは取材に対して、「日本人は試験や順位付けをして自分の能力を測るのが好き。ゲーマーの多くは、自分の『ゲーム力』の高さを知りたいと思っている。そのため、『ゲームのセンター試験』が作られた。今のゲームの內容は複雑で、頭を使うだけでなく、他の人と力を合わせなければならない場合も多い。ゲーム力が高い人は、『頭がいい、おもしろい、チームワークがいい』と思ってもらいやすく、履歴書に書くとポイントも上がる。ゲーム産業(yè)の発展、繁栄により、キャリアを伸ばしているゲーマーもいる。そして、ゲーマーはぶらぶらして仕事しないという多くの人の見方を変えた」と説明した。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2017年3月2日
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