家族の世話は夫がすべきか妻がすべきか?このことは日本では問題にされてこなかった。なぜなら「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである」という、古くからの伝統(tǒng)的な考えがあるだからだ。しかし、社會で當(dāng)たり前のようになっているこの「ルール」に近年は変化が生じており、多くの男性が家庭で家事を擔(dān)うようになってきている。(文:張慧中。 人民日報(bào)掲載)
米ニューヨークタイムズの中國語サイトは、多くの日本人男性が働き盛りの時(shí)期に、高齢者や子供の世話もしなければならないようになっていると伝えた。2014年、安倍政権は「ウーマノミクス」を推進(jìn)し、就業(yè)し活躍する女性を増やすことで、景気回復(fù)を図った。ただ、企業(yè)で管理職に就く女性の割合を向上させたり、育児や産休を取る女性へのサポートを向上させたりしても、経済に対する直接的影響は今のところ分かっていないのが現(xiàn)狀だ。しかし、各家庭は「働き手」不足となっている。ある意味、近年日本経済が低迷していることで、これまで女性が擔(dān)っていた家族の世話という責(zé)任を、男性も擔(dān)うよう促す結(jié)果になっている。
経済構(gòu)造が変化し、社會の文化も変化している。日本には昔から親を大切にし、真心をもってよく盡くす「親孝行」という言葉がある。この理念の背後には、「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである」という伝統(tǒng)的な性別役割分業(yè)の考えがある。つまり、男性が家庭で家事を擔(dān)うというのは、現(xiàn)実と伝統(tǒng)的な理念に背く行為なのだ。そのもう一つの主な原因に、日に日に深刻化する少子高齢化問題がある。人口構(gòu)造のバランスが大きく崩れ、夫婦共に家族の世話と仕事を両立するのが難しくなっている。
![]() |
このウェブサイトの著作権は人民日報(bào)社にあります。
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn