店舗のサービスは細(xì)かいところに現(xiàn)れる。店舗で革靴を見て気に入った場(chǎng)合、試著して代金を支払い品物を受け取るというプロセスを経る。この時(shí)、販売員は靴をぴかぴかに磨いてくれ、靴磨き用の布をつけてくれ、お手入れの方法も説明してくれる。また元からある中敷きの他にもう1枚サービスしてくれ、靴下の厚さによって調(diào)節(jié)してくださいと説明される。カウンター越しに商品を渡す販売員はまれで、ほとんどの販売員はカウンターから出てきて、両手で商品を渡し、數(shù)歩歩いて見送りまでしてくれる。本屋で本を買えば、その場(chǎng)でカバーをかけてくれるし、雨や雪の日には、商品を入れる袋にさらに透明のビニールカバーをつけてぬれないようにしてくれる。実に細(xì)やかな行き屆いたサービスだといえる。

ここ數(shù)年、日本の百貨店は金融サービスと外國(guó)人向け免稅サービスの発展に力を入れている。三越?伊勢(shì)丹グループが発行するエムアイカードはビザカードと提攜して世界中で使えるだけでなく、日本のグループ店舗で使用すれば、前年度の利用額に応じて5％、8％、10％の優(yōu)待が受けられる。こうして顧客を引き寄せる力を高めるだけでなく、店舗の金融事業(yè)の発展も促進(jìn)している。同じようなクレジットカードは高島屋、ジャスコ、コンビニのローソンなどにもあり、広く普及している。日本政府観光局（JNTO）がまとめた最新の統(tǒng)計(jì)によると、16年の訪日外國(guó)人観光客はのべ2400萬(wàn)人を超え、観光消費(fèi)は同7.8％増加して、3兆7500億円に達(dá)した。多くの百貨店も外國(guó)人観光客の呼び込みを新たな販売の成長(zhǎng)源をみなしており、免稅売上高は1843億円に上る。日本式のサービスは多くの外國(guó)人観光客に著実に好印象を與えている。

通販ビジネスが急速に発展する今日、実店舗の経営の利益も枕を高くして寢ていられる狀況ではない。日本百貨店協(xié)會(huì)がさきに発表したデータでは、16年の百貨店の総売上高は5兆9780億円で同2.9％減少し、2年連続で減少しただけでなく、1980年以降で初めて6兆元の大臺(tái)に屆かなかった。だが同協(xié)會(huì)の幹部は、「日本のネット店舗が手がける商品の多くは規(guī)格が決まっている商品やローエンド商品だ。実店舗は商品のレベルとサービスの質(zhì)によって必ずや顧客を獲得し、市場(chǎng)で存在感を保つことができる」との見方を示す。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2017年3月3日