中國の教育改革は継続的に深化しているが、注意を怠ると落とし穴に落ちる可能性がある。日本の「ゆとり教育」やラテンアメリカから得られる教訓(xùn)は鏡のような存在で、それに中國の教育改革の現(xiàn)狀と未來を映してみるべきだ。

日本の「ゆとり教育」がもたらした深刻な副作用は、日本政府が私立の教育機構(gòu)に対してあまり制約を課しておらず、教育問題の解決を主に市場に任せており、人口の変化に応じて教育の供給を調(diào)整していないことと大きな関係がある。一方、中國は現(xiàn)在、依然として公教育をメインとし、クオリティの高い教育資源も依然として公立校に集中している。

日本の「ゆとり教育」や「教育のラテンアメリカ化」という落とし穴を避けるためには、公立校と私立校の関係を慎重に処理し、公教育を一層強化し、公教育の競爭力を向上させ、財政手段などを通して、公立校と優(yōu)良私立校の資金投入やクオリティなどの面での差をできるだけ縮めなければならない。また、教育規(guī)律の指導(dǎo)の下、學(xué)生の負(fù)擔(dān)軽減を展開しなければならない。負(fù)擔(dān)軽減とは、単に宿題を減らしたり、數(shù)時間早く下校したりするというだけでできるものではない。

私教育も教育において重要な役割を果たしており、それを単に厳しく統(tǒng)制するだけでは不十分。必要な監(jiān)督?管理、指導(dǎo)を通して、私教育が社會教育の公平性を守るという責(zé)任をうまく果たせるよう導(dǎo)くべきだ。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2017年4月21日