研究者は雲(yún)南省シーサンパンナ?タイ族自治州で、新種の胡椒「麻根」を発見した。関連成果は先ほど、國際的な學(xué)術(shù)誌に掲載された。新華社が伝えた。

同論文の筆頭著者で、中國科學(xué)院昆明植物研究所に勤める楊珺氏によると、シーサンパンナのタイ族、ジーヌオ族、ハニ族は「麻根」と呼ばれる香辛料植物を非常に好み、主にその莖や葉を食べる。香辛料植物専門家の程必強(qiáng)氏は、1986年に初めてこの種を記録した。またその後の著書で、この種を「麻根」と名付けたが、詳細(xì)に記録することはなかった。そのため「麻根」は植物學(xué)的に疑問が殘る存在だった。

中國科學(xué)院昆明植物研究所は、10年以上前からこの種の調(diào)査を開始していた。2012年には中央民族大學(xué)と協(xié)力し、屋外でこの種の幼年期標(biāo)本を採取し、2016年5月にシーサンパンナの■臘県（■は孟へんに力）でこの種の雄?雌の標(biāo)本を採取した。

楊氏は、「研究チームは、程氏が使用していた麻根という名前を引き継ぐことを決定した。麻根は裸果胡椒（Piper nudibaccatum）に似ている。この種は2ヶ所でしか見つかっておらず、數(shù)が少ない。野外での生存狀況が危ぶまれており、保護(hù)研究などが期待されている」と話した。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2017年8月14日