
記者は東京で、船曳社長と代官山に行った。30年前に私が日本で暮らしていた時(shí)、帰宅途中に友人と時(shí)々ここに來てお酒を飲んでいた。ここでお酒を飲む理由は、安い居酒屋が多いからだ。まだ、バブル全盛期のころ、東京の中心には摩天樓が次々に建設(shè)されていたものの、代官山には江戸時(shí)代の建物や庶民の家などが殘され、懐が寒いサラリーマンがここに來て、よくお酒を飲んでいた。
ところが、今の代官山は見違えるほど変わってきている。
東京の中心と違い、代官山には今でも高層ビルがないものの、ここに來るとしばらく留まりたいという気分になる。例えば、ここには書店がたくさんある。図書館とカフェが一體になったかのような書店で、本棚から本を取り、ソファーに座ってコーヒーを飲みながらゆっくりとそれを読むことができる。また、ほとんどの書店で、中國では全く見かけなくなったレコードが販売されており、買う前にそれを試聴することもできる。
書店を出ると、店と店の間には清潔感あるテーブルとイスが並べられており、そこでいつでも足を休めることができる。たくさんの木が立ち並び、夏でも涼しく感じさせ、冬に店に入るとストーブがあり、溫まることができる。
昔行ったことのある小さなレストランや居酒屋の多くは今でもあるものの、デザインが一新しているため、一層オシャレになっている。そして、値段も東京の繁華街と同じ程度になっていた。
筆者は石川県の金沢市を訪問したこともある。日本の政府は、そこで暮し、古代日本の陶蕓や金細(xì)工職人の技術(shù)を継承するようアーティストに呼び掛けている。そのため、金沢は小さな都市であるものの、魅力ある良い都市になっている。
このような見飽きることなく、しばらく留まりたいという思いにさせられる部分が、船曳社長の言う「デザインの力」だ。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2017年8月17日
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