ネコノミクス
ネコの経済効果を15年で2兆3162億円と試算する関西大學の宮本勝浩名譽教授は、安倍晉三首相が唱えたアベノミクスになぞらえ「ネコノミクス」という言葉を使った。ネコ関連のビジネスはあまりに規(guī)模が大きく、それを試算するのが難しいほどだ。日本の貓の日実行委員會は1987年に、2月22日を貓の日と定め、その日にはネコに関する寫真展や絵畫展などの各種イベントが行われる。そして、各種ネコグッズもこの日に合わせてたくさん発売される。
日本ではネコをテーマにしたドラマや映畫も多い。例えば、北村一輝が主演の映畫「貓侍」シリーズ、また、同じ製作チームの動物ドラマシリーズ第13弾「ネコ忍」など、斬新なスタイルの作品は好評を博した。ネコ関連の小説や漫畫は數え切れないほどあり、夏目漱石の「吾輩は貓である」は今でも人気となっている。12年、動物寫真家?巖合光昭が世界各地のネコを動畫で撮影したものを紹介するドキュメンタリー番組「世界ネコ歩き」は、NHK BS プレミアムで放送され、好評を博した。
「ネコノミクス」により、「ネコ本専門店」や「ネコカフェ」を開く日本人も多い。例えば、宇都宮市のあるネコ本専門店では、7年前からネコのリクオが「店長」を務めており、貓本を集めた専門コーナーとして「にゃんこ堂」を設置。ネコの本屋、絵本、寫真集など500冊以上が並ぶ。今では日本全國にこのようなネコ本専門店が10軒以上あり、その數は増加中だ。
店內でネコを飼って客呼び込みを図っている喫茶店のオーナーもおり、「ネコカフェ」も登場している。東京のネコカフェ「MOCHA」や「てまりのおうち」などの店內には、數十匹のネコがおり、客はコーヒーやソフトドリンクを飲むことができるほか、ネコに餌をあげたり(有料)、ネコと遊んだりして、過ごすことができるようになっている。
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