中國(guó)環(huán)境保護(hù)部（省）は10月31日の定例記者會(huì)見で、同月1-27日、北京?天津、河北省26都市の微小粒子狀物質(zhì)（PM2.5）平均濃度が1立方メートルあたり62マイクログラムで、前年同期比で4.6％改善し、それらの地域の大気の質(zhì)が安定して改善していると発表した。今後は、今年10月から來年3月のそれらの地域のPM2.5平均濃度を前年同期比で15％以上改善し、「深刻な汚染」の日數(shù)を同比で15％以上減らすという目標(biāo)達(dá)成を目指す。

北京市環(huán)境保護(hù)局の方力?局長(zhǎng)によると、10月29日の時(shí)點(diǎn)で、北京のPM2.5平均濃度は1立方メートルあたり60マイクログラムで、前年同期比6.3％改善、2013年の同期と比べると34.1％も改善した。大気の質(zhì)が基準(zhǔn)をクリアした日數(shù)は174日で、前年同期比で4日増えた。また、「深刻な汚染」の日數(shù)は19日で、同比で2日減った。

北京の1立方メートルあたりのPM2.5の濃度を通年で60マイクログラムに抑えるという目標(biāo)は実現(xiàn)可能なのだろうか？方局長(zhǎng)は、「今年1、2月、北京のPM2.5の平均濃度は前年同期比で逆に60％以上悪化してしまった。そのため、通年で1立方メートルあたり平均60マイクログラムにするという目標(biāo)を達(dá)成するには、3-12月の10ヶ月間、毎月、過去最高の基準(zhǔn)に達(dá)さなければならないと分析されている。3-8月は6ヶ月連続で、PM2.5の平均濃度がここ5年で最高の水準(zhǔn)だった。また、3月20日から10月25日まで220日連続で、PM2.5『重度の汚染』の日(黃砂の影響は除く)がないという過去最高の記録を作った。そのため、今後も大気の質(zhì)が改善し続けると確信している」と語(yǔ)った。

大気汚染を改善するために、閉鎖された工場(chǎng)もあるか？

この點(diǎn)について、河北省環(huán)境保護(hù)庁の高建民?庁長(zhǎng)は、「工場(chǎng)を閉鎖するという概念は正しくない」と指摘?！妇唧w的に大気汚染を総合的に改善するには、北方地域には気象條件や気象周期に特徴があることを考慮に入れなければならない。秋?冬になると、特に大気が拡散しにくい気象條件になり、警報(bào)を出す気象當(dāng)局と話し合い、科學(xué)的分析をして、市民の健康に影響を及ぼす重度の汚染になると判斷された時(shí)には、緊急時(shí)対応マニュアルに基づいて、その期間をずらして生産するよう指示する」と説明した。

また、「大気汚染が深刻化する期間をずらして生産するという対応は數(shù)年の間実行が試みられており、効果的なマニュアルや方法を編み出した市もある。現(xiàn)狀の効果を見ると、汚染物質(zhì)の排出を減少させる點(diǎn)で積極的な效果をもたらしている。今年修正した対応マニュアルでは、マニュアルが科學(xué)的であるか、実行可能かが重視されており、社會(huì)コストや市民への影響をできるだけ減らしている。例えば、民間企業(yè)や実施中の重大プロジェクトなどが関係する場(chǎng)合、汚染物質(zhì)の排出を減らすための施設(shè)が整っており、排出される物質(zhì)の指數(shù)が安定して基準(zhǔn)をクリアしていることを前提に、通常生産を許可している」と説明した。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2017年11月1日