米國のトランプ大統(tǒng)領(lǐng)が5日、就任後初のアジア歴訪を始めた。日本、韓國、中國、ベトナム、フィリピンを訪問する。中國青年報(bào)が伝えた。
■中米関係の位置付け
今回の歴訪の「支點(diǎn)」は8~10日の訪中だ。世界が認(rèn)めるように世界権力の中心がアジアへとシフトする中、「中國は平和的発展の道を堅(jiān)持し、人類運(yùn)命共同體の構(gòu)築を後押しする」との厳粛な約束を習(xí)近平國家主席が重ねて表明する中、中米が新型の大國関係をどう構(gòu)築するかは、アジア及び世界に重大な影響を與える。
中米の新型の大國関係の基調(diào)をどう定めるかについて、トランプ政権の態(tài)度は一貫して曖昧だ。現(xiàn)在までトランプ大統(tǒng)領(lǐng)本人も、ティラーソン國務(wù)長官も、マクマスター大統(tǒng)領(lǐng)補(bǔ)佐官(國家安全保障擔(dān)當(dāng))も、中米関係の位置付けを正式に示していない。ただ、ティラーソン國務(wù)長官は今年3月の訪中時(shí)、意外にも、中米の新型の大國関係の核心である「非衝突?非対立、相互尊重、協(xié)力?ウィンウィン」の原則への同意を公に表明した。だがその後、トランプ大統(tǒng)領(lǐng)及び米政府から、これに続く発言はない。
中國は世界の中心にかつてないほど近づいている。現(xiàn)在世界の中心にある米國との間に戦略面の誤判を生じ、「トゥキディデスの罠」にかかることを避けるには、首脳対話制度が極めて重要だ。トランプ大統(tǒng)領(lǐng)就任以來、習(xí)主席とトランプ大統(tǒng)領(lǐng)はマールアラーゴとハンブルクで2回直接會(huì)談し、電話會(huì)談を8回行った。崔天凱駐米大使は、両國首脳の直接対話によって「雙方間に存在しうるいくつかの誤解を解き、溝を効果的に管理?コントロールし、互恵協(xié)力を力強(qiáng)く推し進(jìn)める」ことができると考える。
両首脳のこれまでの會(huì)談や対話では、「協(xié)力」がキーワードとなった。トランプ大統(tǒng)領(lǐng)は10月25日に習(xí)主席と電話會(huì)談した際、「近く行う私の中國公式訪問について米國民は熱く議論している。私は習(xí)主席と北京で會(huì)い、米中協(xié)力の強(qiáng)化及び関心を共有する國際?地域問題について十分な意見交換をすることを待ち望んでいる」と表明した。
トランプ大統(tǒng)領(lǐng)の訪中では、中米の大國間関係の位置付け以外に、朝鮮問題も注目される。朝鮮の核?ミサイル技術(shù)の「急速な発展」を受けて、すでに米國は「戦略的忍耐」を失った。朝鮮核問題はすでにアジアの安全を脅かす最も危険な爆発點(diǎn)となっている。
朝鮮半島の非核化及び平和?安定実現(xiàn)という目標(biāo)において、中米雙方は一致している。だが米側(cè)は終始「朝鮮責(zé)任論」、さらには「中國責(zé)任論」を堅(jiān)持し、中國側(cè)の示した「相互停止」提案及び「6カ國協(xié)議」再開と朝鮮半島平和メカニズム構(gòu)築の「デュアル?トラック」アプローチを拒否し、朝鮮に「極限の圧力」を加え、朝鮮と往來のある実體や個(gè)人に対して「管轄権の域外適用」と一方的制裁を無差別に実施している。現(xiàn)時(shí)點(diǎn)で見て、さらには予測可能な未來において、米國のこの政策は実際的成果を余り得ない。実務(wù)的で、衝突の「導(dǎo)火線」を徐々に抜く対朝戦略を中國側(cè)といかに探るか。トランプ大統(tǒng)領(lǐng)の政治的知恵が試されている。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2017年11月6日
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