北京に住む利用者が午前11時(shí)までに荷物を出せば、同日午後9時(shí)までに受取人に荷物が屆く。これは、現(xiàn)在、中國で営業(yè)時(shí)速が最速350キロメートルの高速鉄道列車「復(fù)興號(hào)」で輸送された宅配物だ。中鉄快運(yùn)は9日、順豊速運(yùn)と提攜し、全く新しい「高速鉄道超スピード配送」10時(shí)間宅配サービスの試行をスタートした。「ダブル11(11月11日のネット通販イベント)」と「復(fù)興號(hào)」の今回のタイアップにより、「高速鉄道超スピード配送」は、北京?上海間の宅配便配送で最もスピードが速いサービスとなった。北京青年報(bào)が伝えた。
「高速鉄道超スピード配送」の初めてのサービスは、9日午後2時(shí)に北京南駅を発車した上海虹橋駅行きのG3號(hào)高速鉄道列車「復(fù)興號(hào)」によるものだった?,F(xiàn)在、高速鉄道による宅配は、午前中の無人検測列車による輸送と異なる方式を採用している。つまり、中國標(biāo)準(zhǔn)高速鉄道列車「復(fù)興號(hào)」による宅配物は、旅客用のスペースを全く占有せず、車內(nèi)の荷物専用棚に置かれる。16両編成の「復(fù)興號(hào)」の2両には、このような荷物専用棚が設(shè)けられている。宅配物は、すべてカスタムメイドされた高速鉄道宅配ボックス內(nèi)に収納され、中鉄快運(yùn)の作業(yè)員が取りまとめて列車に運(yùn)び入れる。1両につき20個(gè)の宅配ボックスを積むことができる。宅配ボックス1箱あたりの最大重量は25キログラムで、16両編成の「復(fù)興號(hào)」の宅配物最大積載重量は1トンとなっている。
中鉄快運(yùn)の黃健?運(yùn)営総監(jiān)は、次の通り紹介した。
「『復(fù)興號(hào)』による宅配は、列車內(nèi)の空間が限られていることから、現(xiàn)時(shí)點(diǎn)では、緊急性の高いビジネス文書、入札契約書、個(gè)人の緊急物品、生鮮ギフト、貴重品などが主なサービス対象物となっている。荷物1件あたりの重量は15キログラムまで、サイズも制限されている。午前11時(shí)までに発送人が荷物を出せば、受取人は同日午後9時(shí)までに受け取ることが可能で、北京-上海間で10時(shí)間以內(nèi)の宅配が実現(xiàn)する。試行サービスは『ダブル11』當(dāng)日に正式にスタートし、1日2本の『復(fù)興號(hào)』が輸送業(yè)務(wù)を擔(dān)う。鉄道部門は今後、顧客のニーズに合わせて、対象列車の本數(shù)を増やし、『高速鉄道超スピード配送』サービスの対象範(fàn)囲をより多くの目的地に拡大する計(jì)畫だ」。
順豊「高速鉄道超スピード配送」プロジェクトの杜衍棟?総監(jiān)は、「北京-上海間10時(shí)間宅配が実現(xiàn)した背景には、まず、時(shí)速350キロメートルで両都市を4時(shí)間半で結(jié)ぶ『復(fù)興號(hào)』の存在がある。次に、宅配物輸送スタイルの革新が行われたことによる。宅配物は、集散センターに集められることはない。宅配員は、午前11時(shí)までに荷物をピックアップし、地下鉄で北京南駅あるいは上海虹橋駅の高速鉄道高速宅配センターまで運(yùn)ぶ。このセンターにすべての宅配物が集められ、高速鉄道列車に積み込まれる。目的地に到著すると、宅配員が駅から送付先に荷物を?qū)盲堡毪郡?、時(shí)間が大幅に節(jié)約される。『超スピード配送』の価格は今のところ、基本料金70元(1元は約17.1円)、超過料金30元だ」と話した。同社が取り扱っている北京-上海間航空機(jī)利用による當(dāng)日配送サービスの料金は、基本料金150元、超過料金30元となっており、高速鉄道10時(shí)間配送サービスの方が、価格?時(shí)間いずれにおいても優(yōu)位性を備えている。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2017年11月10日
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