日中國(guó)交正?;?5年目となる今年も殘りあと1ヶ月余りとなる中、両國(guó)関係にはいくつか喜ばしい変化が生じている。第1に、両國(guó)首脳が少し前にベトナム?ダナンで會(huì)談した。第2に、過(guò)去最大規(guī)模の日本経済界訪問(wèn)団が11月20日から訪中し、李克強(qiáng)総理が接見(jiàn)した。(文:宮本雄二?日本日中関係學(xué)會(huì)會(huì)長(zhǎng)、元駐中國(guó)大使。環(huán)球時(shí)報(bào)掲載)
■新たな協(xié)力が必要
実は1980年代には日中関係は大変良好で、両國(guó)間の様々なルートの交流も大変スムーズだった。當(dāng)時(shí)両國(guó)の指導(dǎo)者と國(guó)民が「平和?協(xié)力?友好」という出発點(diǎn)を共に銘記していたことが1つの重要な原因であり、これは今日の參考に値する。
將來(lái)の日中協(xié)力で最も大きな余地があるのは、やはり経済分野だと考える。日本の全ての経済発展戦略は中國(guó)経済を考慮しなければならない。中國(guó)経済も構(gòu)造改革と質(zhì)的向上において、日本企業(yè)の成功経験を參考にすることで、無(wú)駄な回り道をせずにすむ。両國(guó)経済が互恵的でウィンウィンであることに疑いはない。
両國(guó)は具體的、象徴的なケースを通じて、こうした相互依存関係をより多くの國(guó)民に伝え、「協(xié)力すれば互いに利益がある」ということを身をもって理解してもらわなければならない。したがって、われわれは環(huán)境保護(hù)、社會(huì)福祉、醫(yī)療など中國(guó)國(guó)民の関心が高い分野で協(xié)力を行う必要がある。雙方は包括的な基金を設(shè)け、中國(guó)側(cè)が資金と建設(shè)を擔(dān)い、日本側(cè)が技術(shù)と管理運(yùn)営を提供することもできる。これは両國(guó)各自の得意分野を発揮する良い方法だ。
また、中國(guó)の「一帯一路」(the Belt and Road)イニシアティブはすでに実施段階に入り、日本の安倍晉三首相も參加意欲を示している。中國(guó)の習(xí)近平國(guó)家主席は、「一帯一路」は人類(lèi)運(yùn)命共同體を構(gòu)築し、世界の平和と発展を?qū)g現(xiàn)するためだと繰り返し強(qiáng)調(diào)している。日中両國(guó)はこの理念に最も符合する具體的計(jì)畫(huà)を模索し、各自の強(qiáng)みを発揮し、積極的に協(xié)力を繰り広げるべきだ。
■「新たな知己」を得る
現(xiàn)在の日中関係の改善には、差し迫って必要な取り組みがいくつかある。まず、両國(guó)は共に努力して、世界の大局を把握するとともに、その中から両國(guó)関係の位置付けを見(jiàn)定めなければならない。世界は多極化の方向へ急速に発展している。このような時(shí)代にあって、日中両國(guó)も當(dāng)然協(xié)力を必要としている。しかも科學(xué)技術(shù)の発展は戦爭(zhēng)の破壊力をエスカレートさせた。戦爭(zhēng)の代償は余りに重く、もう大國(guó)間の戦爭(zhēng)は不可能だ。したがって、日中関係には「平和?協(xié)力?友好」という選択肢しかない。
次に、習(xí)近平主席は「人類(lèi)運(yùn)命共同體の構(gòu)築」を提唱した。つまり周辺諸國(guó)と「親?誠(chéng)?恵?容」の関係を構(gòu)築するというものだ。両國(guó)はこの目標(biāo)と精神を具體的な原則と規(guī)範(fàn)に反映させるとともに、こうした原則と規(guī)範(fàn)の実施をどう確保するかを共に考える必要がある?;イい肆激ぅぅ岍`ジを築くとともに、こうした良好な雰囲気を広める必要がある。
日本は中國(guó)の影響力が次第に拡大している事実を尊重し、全く新たな中國(guó)をパートナーとして受け入れるべきだ。中國(guó)も日本が依然アジアの大國(guó)であり、アジアさらには世界的範(fàn)囲で將來(lái)の重要なパートナーであることを正しく認(rèn)識(shí)するべきだ。相手國(guó)に対する正しい理解は、正しい協(xié)力パートナーシップの構(gòu)築に寄與する。
日本の「知中派」政治家が高齢化し、中國(guó)を知ろうとし、対中関係の発展に打ち込む青年が決して多くないことは、當(dāng)然両國(guó)関係の発展に少なからぬ影響を與える。したがって、両國(guó)青少年間の交流を増やし、相手國(guó)の狀況を熟知する「知中派」と「知日派」を育成することが大変重要であり、日本の対中好感度と対中認(rèn)識(shí)の低下という問(wèn)題はできるだけ早く解決するべきだ。
両國(guó)は青年の互いへの関心を高める方法を考え、具體的な計(jì)畫(huà)を打ち出すべきだと私は考える。観光や留學(xué)などの手段を通じて、若者を始めとする日中両國(guó)民の直接交流の機(jī)會(huì)を増やす。両國(guó)民がこれまでの考えを打ち破り、直接顔を合わせ、自分の目で観察し、自分の頭で考え、本當(dāng)の互いを理解するようにする。未來(lái)を擔(dān)う若者の交流は極めて重要だ。私の中國(guó)人との半世紀(jì)近くの交流経験から見(jiàn)て、両國(guó)民は必ず互いの「知己」になれる。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2017年11月27日
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