「つけ襟」を買いに來た50-60代の夫婦（12月11日、撮影?殷立勤）。

上海市石門二路の北京百貨商店で11日、高齢者たちが行列を作って「つけ襟」を購(gòu)入していた。1970-80年代當(dāng)時(shí)、「つけ襟」が上海で一世を風(fēng)靡していたが、その後市場(chǎng)から姿を消してしまっていた。しかし、流行は繰り返すもので、この上海の名物ファッションアイテムが再びこの世に姿を現(xiàn)している。この「つけ襟」、一見すると偽物のようだが、実は正真正銘の「襟」。わずかな布を裁斷し縫い合わせ、ワイシャツの襟の形に作り上げたアイテムで、前襟やその後ろ部分、ボタンやボタン穴まである。そしてワイシャツの上半分もわずかにあるものの、袖や胴體部分はなく、2本の布製の紐やゴムひもで腕に固定する。ジャケットの中に著こんで、この襟を出せば、あたかも本物の襟のように見えるという仕組みだ。1970-80年代の物が不足していた時(shí)代、この「つけ襟」は貧しい人が貧しくないように裝う上で最も役に立つ代表的なアイテムだった。この人々の必須アイテムは異なる色の襟をジャケットに合わせることで、自分の生活レベルを「?jìng)窝b」することができるだけでなく、実用的で使いやすいアイテムという訳だ。中國(guó)新聞網(wǎng)が伝えた。（編集YK）

「人民網(wǎng)日本語版」2017年12月13日