[専門家の意見]

口いっぱいに頬張ると取り出しにくくなり、窒息に至る危険も

上海市普陀區(qū)人民病院口腔科の陳震醫(yī)師は、電球キャンディーの危険性について、「電球キャンディーを丸ごと口に頬張ると、筋肉がそれに反応して収縮し、顎下の関節(jié)の動(dòng)きに影響が及ぶ。この関節(jié)は、筋肉の動(dòng)きによる咀嚼?嚥下といった重要な働きを擔(dān)っている。この関節(jié)の動(dòng)きが制限されると、電球キャンディーを口から取り出すことは容易ではなくなる」と指摘。

さらに「電球キャンディーが口の中から出せなくなっても、キャンディーがだんだんと溶けるのを待てばよいので、何も危険ではない」というカスタマーサービスの説明については、「電球キャンディーが口の中から取り出せなくなると、非常に危険だ?？冥沃肖违悭螗钎）`は、口腔內(nèi)を獨(dú)占し、気道を防ぎ、その嚥下や正常な呼吸に影響を與え、窒息する危険がある。たとえキャンディーが溶けても、長(zhǎng)時(shí)間口を塞いでいる狀態(tài)が続けば、関節(jié)に損傷をもたらす。特に、幼い子供の場(chǎng)合は、危険度がさらに増す」とした。

その上で専門家は、「ペロペロキャンディーなどの食品の直徑は、人の平均的な口幅、つまり4センチメートル以下でなければならない。この幅以上の大きさの場(chǎng)合、販売側(cè)は、丸ごと口の中に入れないよう消費(fèi)者に注意を喚起しなければならない。消費(fèi)者自身も、安全に注意を払い、この種の食品を丸ごと口に放り込むような真似は慎むべきだ。危険性が高いだけではなく、これらのネット人気食品は『食の安全』が保障されていないことを、心に留めておく必要がある」とアドバイスしている。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2017年12月27日