中國の特色ある大國外交は新時代に入った。これは中國外交ウォッチャーの共通認識だ。習近平國家主席は新年の祝辭で、「世界平和の建設者」「世界発展の貢獻者」「國際秩序の維持者」という中國の3つの役割を重ねて表明した。中國新聞社が伝えた。
「様々な場で、私は関係各者と踏み込んで意見交換した。人類運命共同體の構築を共に推し進め、世界各國の人々に幸福をもたらすことでみな賛成した」。新年の祝辭における習主席のこうした総括は、新時代の中國の特色ある大國外交を開くキーワードだ。
■「一帯一路」共同建設:中國のイニシアティブが全世界のコンセンサスに
外交學院の王帆副院長によると、「一帯一路」(The Belt and Road)が現在の世界で最も歓迎される國際公共財となった鍵は、発展の欠損、ガバナンスの欠損という2大問題をしっかりと捉え、経済成長力の不足、協(xié)力の原動力の不足という二重の苦境に焦點を合わせ、時に応じて行い、勢いに乗じて動き、発展上の難題の解決、経済ガバナンスの整備、持続可能な発展の実現、グローバル化のリバランス推進の新たな道を切り開いたことにある。世界の発展に積極的かつ計り知れない影響を與えるだけでなく、人類運命共同體の構築に力強い持続的な原動力を與えるものだ。
中央黨校の趙磊教授によると、2018年を展望すると中國が推進を提唱する「五通」、すなわち政策の意思疎通、インフラ施設の連結、貿易の円滑化、資金の調達、民心の通じ合いは、さらに多くの國際的な共通認識を凝集し、基幹道路と重要接続點の大きな事業(yè)を重點に、民生に一層の恩恵を及ぼす早期収穫を得て、「一帯一路」建設の原動力の転換、質的向上と高度化を実現する。
■グローバル化の方向を先導:中國の案が時代の強い聲に
2017年を振り返ると、ダボスからジュネーブへ、ハンブルクからダナンへと、習主席は國際的な場で中國の主張と案を打ち出し、世界経済を分析して対策を示し、グローバル?ガバナンスに力を捧げた。
2018年の展望として、習主席は新年の祝辭で中國の3つの役割を重ねて表明するとともに、「中國國民は各國の人々と共に、より繁栄し、より安寧な人類の素晴らしい未來を共に切り開くことを望んでいる」と表明した。
2018年の中國の重要なホームグラウンド外交は少なくとも4つある。ボアオ?アジアフォーラム、上海協(xié)力機構青島サミット、中國アフリカ協(xié)力フォーラム、中國國際輸入博覧會だ。
王氏によると、習主席の新年の祝辭は「中國は3つの役割を堅持し、新型の國際関係と人類運命共同體の構築を推し進める」との明確なメッセージを発した。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年1月2日
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