日本は現(xiàn)在の天皇の退位とそれに続く新天皇の即位の影響を受け、今月末から來(lái)月初めにかけて史上初の「10連休」を迎えることになり、現(xiàn)地のアウトバウンド業(yè)界が急速に熱を帯びている。日本の旅行會(huì)社JTBが発表した調(diào)査データによると、10連休に海外に出かける日本人は前年同期比6.9％増の延べ66萬(wàn)2千人に上り、1969年の調(diào)査開(kāi)始以來(lái)で最高を更新する見(jiàn)込みだ。このうち同8％増の約9萬(wàn)４千人が中國(guó)大陸部への旅行を計(jì)畫(huà)している。ここ數(shù)年、中國(guó)のインバウンド観光市場(chǎng)の規(guī)模は緩やかな上昇軌道に乗っているが、増加幅が相対的に小さいという狀況が続き、パイ全體の大きさには限界がある。業(yè)界関係者は、「今回の日本の『10連休』が中國(guó)インバウンド市場(chǎng)に小規(guī)模なラッシュをもたらし、市場(chǎng)のてこ入れに向けた踏み切り臺(tái)の役割を果たす可能性がある」と期待を寄せる?！副本┥虉?bào)」が伝えた。

日本ではこのほど新しい年號(hào)が発表され、4月27日から5月6日には1948年に「國(guó)民の祝日に関する法律」が制定されて以來(lái)の最も長(zhǎng)い連休を迎える。関連機(jī)関の予測(cè)では、今回の連休は期間が長(zhǎng)いため、多くの日本國(guó)民が長(zhǎng)距離旅行を選択すると予想される。日本の格安航空券予約サイトena（イーナ）の運(yùn)営會(huì)社エアプラス株式會(huì)社の発表したデータでは、すでに2月上旬の時(shí)點(diǎn)で、東京や大阪などとハワイ?ホノルルとの間の往復(fù)航空券価格が例年の2倍に相當(dāng)する50萬(wàn)円前後に値上がりした。東京?大阪-パリの航空券も急速に値上がりして例年の2倍以上に達(dá)したという。ただ日本の多くの旅行會(huì)社や関連機(jī)関の調(diào)査によると、連休が近づくにつれ、アジアを目的地とする日本人観光客が増えているという。JTBの調(diào)査では、「10連休」にアジア旅行をする日本人は同7.5％増の延べ41萬(wàn)8千人に達(dá)し、中國(guó)大陸部だけでなく、臺(tái)灣地區(qū)にも5萬(wàn)5千人、香港地區(qū)にも3萬(wàn)1千人が訪(fǎng)れる見(jiàn)込みだ。中國(guó)の業(yè)界関係者は、「今回の日本の『10連休』がもたらすインバウンド観光ラッシュは中國(guó)観光市場(chǎng)のてこ入れの重要なチャンスになる可能性がある。各地方はこのチャンスをしっかりつかまえ、日本人向けの路線(xiàn)、商品、サービスを打ち出さなければならない」との見(jiàn)方を示す。

中國(guó)が今もアウトバウンド観光とインバウンド観光とのバランスが取れていない狀態(tài)にあることは否定できない。関連機(jī)関が発表した統(tǒng)計(jì)データをみると、昨年に中國(guó)を訪(fǎng)れた外國(guó)人観光客は延べ約4200萬(wàn)人にとどまった一方、ここ數(shù)年は海外を訪(fǎng)れる中國(guó)人観光客が毎年延べ1億人を超えており、比較した場(chǎng)合大きな差がある。だが実際には、過(guò)去數(shù)年間、多くの地方政府機(jī)関が協(xié)力や普及推進(jìn)活動(dòng)を展開(kāi)して、より多くの國(guó)?地域から観光客を呼び込もうと努力してきた。中國(guó)のインバウンド観光の重要な供給源である日本は、各地方の誘致活動(dòng)の重點(diǎn)となっている。

専門(mén)家の指摘によると、「目下の中國(guó)観光市場(chǎng)は外國(guó)人観光客に対する誘致力を十分に発揮しているとはいえない。関係機(jī)関は調(diào)査研究を通じて外國(guó)人のインバウンド観光の意欲、経験、感想を分析して、中國(guó)のインバウンド観光に影響を與え目標(biāo)達(dá)成を阻む要因を明らかにするべきだ。たとえば入國(guó)ビザ、観光資源の海外でのプロモーションなどの要因が考えられる。そうしてインバウンド観光を効果的に向上させる方法や措置を見(jiàn)いだすことが必要だ」という。

浙江光大國(guó)際旅遊有限公司の魏得時(shí)副総経理をはじめとする観光関連企業(yè)の関係者の多くが明らかにしているように、インバウンド観光商品は利益が少なく、旅行會(huì)社にとっては大変な割には、利益が少ないという點(diǎn)は注目に値し、一部の旅行會(huì)社は利益という観點(diǎn)からインバウンド観光推進(jìn)の意欲を自ら低下させている。そこで専門(mén)家は、「各地方政府は中國(guó)観光の特色の対外的アピールを重視すると同時(shí)に、中國(guó)企業(yè)への指導(dǎo)や奨勵(lì)も重視し、企業(yè)がエネルギッシュに、積極的に新たな海外の旅客資源を開(kāi)拓するように仕向けなければならない」と提起する。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2019年4月15日