「凪のお暇」が放送開始早々中國(guó)でも高評(píng)価　人生やり直しに共感 (2)

人民網(wǎng)日本語版　2019年08月02日08:48

実際のところ、誰しも生きていれば多かれ少なかれ凪のような経験をしているだろう。一生懸命やっても終わらない仕事、もろいプラスチックのような友情、一生一緒にいられると思ったのに煮え切らない戀人、疲労困憊で帰宅した後にも逃れられない騒々しさ、などなど。

生活のなかで、私たちは家庭や仕事、戀のために、いつもある程度自分は我慢して他人を手助けしてしまうものだ。それが長(zhǎng)く続くと、人の顔色をうかがう生存本能が出來上がってしまう。

しかし、つかの間逃げたとして、それで人生をやり直せるのか？

これからの生活計(jì)畫を立てようとウィッシュリストを作ろうとした凪は、自分がずっと無意識(shí)に仕事をし、この問題をしっかり考えてみたことが一度もなかったから、今も本當(dāng)にやりたいことが思いつかないのだということに気付いてショックを受ける。

ドラマタイトルの「凪のお暇」は実のところ物語の二つの側(cè)面を表している。一つは凪の全く新しい生活。そしてもう一つは、凪が仕事を辭めた後の暇な期間に、過去の人生を見つめ始め、自分から変わろうとする姿だ。

物語には、現(xiàn)代の若者の生活狀態(tài)と生存環(huán)境といったテーマも盛り込まれている。登場(chǎng)人物のさまざまな境遇が物語るのは、まさに誰もが生活のなかで繰り返し考えながらも勇気がなくて結(jié)論を出せない問題だ。つまり、どう生きていくべきかという問題である。

このドラマは原作である同名人気漫畫作品を見事に再現(xiàn)している。キャスティングも成功しており、戀人の慎二役はエランドール賞新人賞を受賞した高橋一生さんが演じ、有能さと腹黒さ、後悔と無援を自在に演じ分けている。ベルリン映畫祭最優(yōu)秀女優(yōu)賞を受賞した黒木華さんは、仕事を辭める前のヒロインが誰にもノーと言えない居心地の悪い狀態(tài)を見事に演じ、視聴者の強(qiáng)い共感を呼んでいる。このドラマの今後の見どころは、凪がこの暇な期間に、いかにして過去から殘されたさまざまな面倒ごとに対応し、自分を成長(zhǎng)させていくかだ。（編集AK）