第2に、アジア太平洋地域で中國の影響力を牽制し均衡を図る。參加10數(shù)カ國のうち、規(guī)模が最大なのは中國だ。日本としては、インドがいればまだ中國の影響力によるリスクを少し軽減できる。だがインドがいなくなった今では、これがうまくいかなくなった。

現(xiàn)時(shí)點(diǎn)で見ると、2番目の可能性の方が少し高い。近年、日本の対中心理は複雑で混亂したままだ。中國の市場規(guī)模のたゆまぬ拡大は、日本にチャンスをもたらした。その一方で、中國の経済規(guī)模と國際問題への影響力が高まり続けていること、特に経済規(guī)模で追い抜かれたことを、日本は緊張に感じてもいる。

中國現(xiàn)代國際関係研究院の劉軍紅研究員は「日本は今回突然姿勢を転換したわけではなく、以前にも同様の発言をしたことがある。地域構(gòu)造から見ると、いわゆるパワー分布がパワー構(gòu)造を決定する。日本はインドが參加しない構(gòu)造がどのようなものなのか、中國とどのような競爭になるのか、そこで主導(dǎo)権を握れるのかどうかを検討する必要がある。これは1つの問題を側(cè)面から反映してもいる。つまり日本は地域の主導(dǎo)権爭奪をあきらめたことがなく、対韓輸出制限を含め、その強(qiáng)い重商主義が表れているということだ」と分析する。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2019年12月2日