大規(guī)模プロジェクトをみると、広東省のBASFの化學(xué)工業(yè)プロジェクト、上海市のテスラのギガファクトリー、瀋陽市の華晨BMWの工場などが秩序をもって操業(yè)を再開した。新規(guī)契約をみると、上海や山東省などで一連の新規(guī)プロジェクトの「テレビ中継契約調(diào)印」が行われた。1月には全國で新たに設(shè)立された外資系企業(yè)は3485社に上り、実行ベース外資導(dǎo)入額は875億7千萬元（1元は約15.5円）で前年同期比4％増加した。

魏氏は、「広東省、福建省、上海市、江蘇省、山東省、こうした外向型経済の発達(dá)した省?市は、外資導(dǎo)入で早くから動き出していた。今年は『外商投資法』が施行され、外資系企業(yè)の投資ネガティブリストは引き続き縮小され、グローバル経済が好調(diào)とはいえない中で、中國は引き続き多國籍企業(yè)の1番目の投資先になっている」と述べた。

感染癥の影響が一部の供給チェーンの中國離れをもたらすだろうか。中國國際経済交流センターの張燕生首席研究員は、「ここ數(shù)年、確かに一部の生産工程と生産プロセスが海外に移転したが、移転したのは主にコストの高い駆動型の部分だ。新たに中國に入ってきたものの多くは、中國市場に製品を売り、中國経済のモデル転換?高度化にサービスを提供する部分だ。中國はハイテク製造業(yè)とサービス産業(yè)をよりどころに、中國の極めて大きな市場によってグローバル供給チェーンを誘致している。このような協(xié)力は長期的なものであり、感染癥の影響は短期的なものだ」と述べた。

対外貿(mào)易は通年で再び増加に転じると期待

このほど、浙江省義烏市から新疆維吾爾（ウイグル）自治區(qū)を経由してスペイン?マドリードに至る國際定期貨物列車「中歐班列」が運行を開始した。標(biāo)準(zhǔn)コンテナ86基を搭載した列車が義烏西駅を出発し、海外に中國製品を運んだ。山東省膠州市のアルファ?ラバル工業(yè)パークでは、作業(yè)員が忙しくなってきた。世界最大の舶用ボイラーメーカーとして、アルファ?ラバル社は韓國と日本から受注した製品の製造を急ピッチで進(jìn)めていた……中國に進(jìn)出した外資系企業(yè)の業(yè)務(wù)再開により、世界の産業(yè)の川上から川下への流れがスムーズになっている。

魏氏は、「現(xiàn)在の対外貿(mào)易企業(yè)の業(yè)務(wù)再開の狀況は全體として好調(diào)だが、アンバランスな部分もある。一部の企業(yè)は原材料、部品などが不足して業(yè)務(wù)を再開しても生産活動を再開するのが難しい、生産活動を再開しても持続的に生産するのが難しい、持続的に生産しても高水準(zhǔn)の生産が難しいといった問題を抱えている。またビッグデータやクラウドコンピューティングといった新しい技術(shù)ツールを運用してイノベーションを強化するにはどうしたらよいかといった問題に直面する企業(yè)もある」と述べた。

こうした問題に直面して、関連當(dāng)局が対外貿(mào)易、商業(yè)貿(mào)易?流通を支援し、総合保稅區(qū)の高い品質(zhì)の発展を支援するなどさまざまな措置を打ち出した。また魏氏は次のように提起した?！笇澩赓Q(mào)易を安定させるには中國の産業(yè)クラスターの優(yōu)位性を発揮しなければならない。中國には世界で最も規(guī)模が大きく、最も種類がそろい、最も設(shè)備が整った製造業(yè)システムがあり、産業(yè)クラスターを強化することによって、川上から川下まで産業(yè)を活性化することができる。情報のスムーズな流れ、物流の円滑化、企業(yè)活動?生産活動再開が難しいといった問題を解決すれば、ビッグデータ情報プラットフォームを構(gòu)築して、企業(yè)が統(tǒng)一的に受注し、労働を共有し、優(yōu)位性によって相互補完することが可能になる」。

また魏氏は、「輸出については、現(xiàn)在の中國対外貿(mào)易はすでに加工貿(mào)易が半分を占める局面を改めており、対外貿(mào)易の主體である民間企業(yè)は活力に満ちている。輸入については、中國國內(nèi)の消費能力と消費水準(zhǔn)は健在で、健康?ヘルスケア、スポーツ用品、醫(yī)療機器?醫(yī)薬品などの分野には極めて大きなポテンシャルがある。輸出入全體が感染癥の終息後に大きく発展する可能性があり、昨年の成長を土臺としてさらに成長を遂げることが期待できる」と述べた。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2020年3月3日