「外食産業(yè)青書：中國外食産業(yè)発展報(bào)告（2020）」がこのほど雲(yún)南省昆明市にある昆明學(xué)院で発表された?！钢袊嗄陥?bào)」が伝えた。

デリバリープラットフォームが織り上げたセーフティネット

今年2月、武漢市の宅配便配達(dá)員が、「自分が荷物を?qū)盲堡皮い腴gは、この都市は生きている」と話した。

新型コロナウイルス感染癥が流行してから、各都市の宅配便配達(dá)員は大勢の人にとって「最も身近な他人」になり、人々の暮らしに欠かせない「コミュニティ隨一の調(diào)達(dá)者」になった。

同報(bào)告によれば、2019年にレストランの実店舗が急速にオンライン化し、オンライン店舗が実店舗のサービスの範(fàn)囲を拡大し、消費(fèi)の時(shí)間を長くし、オンラインデリバリー業(yè)務(wù)の急速な発展を推進(jìn)した。19年のオンラインデリバリー取引額は6千億元（1元は約15.9円）を超え、増加率は30％を超え、外食産業(yè)の平均増加率をはるかに上回った。オンラインデリバリーのユーザーは4億2千萬人を超え、実店舗の重要な利益成長源になった。

同報(bào)告は次のように指摘した。20年の春節(jié)（舊正月、1月25日）以來、「みんな家にいてクラウドで買い物をする狀況」がビジネス?小売と生活サービスの新業(yè)態(tài)を促し、「すべてのモノを配達(dá)可能に」する地元密著のスピード配送ネットワークが、消費(fèi)スタイルの転換に保障を提供した。オンラインフードデリバリープラットフォーム「Eleme」のデータをみると、感染癥の期間中に、供給能力のある外食企業(yè)のデリバリー売上高が総売上高の60-70％を占め、普段の5-6倍になった。Elemeと生鮮スーパーの盒馬鮮生のオンライン受注額はそれぞれ前年同期比200％以上増加した。

同報(bào)告によると、オンラインで買い物をした人のうち、95後（1995年から1999年生まれ）はミルクティのデリバリー、夜食消費(fèi)の中心になった。80後（1980年代生まれ）は主にオンラインスーパーを利用して、日用品を購入した。50歳以上の中高年世代は注文量と購入頻度が目に見えて上昇した。

外食産業(yè)の変革が新たな流れに直面

オンラインの飲食消費(fèi)の伸びはオフラインの外食産業(yè)の苦境を反映している。

同報(bào)告によると、外食産業(yè)の順調(diào)な成長ペースは全國的な公衆(zhòng)衛(wèi)生?安全上の緊急事態(tài)が起こる中で急速に押さえ込まれてしまった。例年であれば外食産業(yè)は春節(jié)の繁忙期を迎えるはずだったが感染癥がそれを押し流してしまい、多くの外食企業(yè)が正常な経営を行えなくなり、持ちこたえるだけの資本を備えていないところもたくさんあった。調(diào)査會(huì)社の天眼査の提供した情報(bào)では、5月25日現(xiàn)在、20年に営業(yè)許可証が取り消し?無効になった外食産業(yè)の企業(yè)は15萬社を超えた。また外食産業(yè)全體が非常に大きな打撃を受け、これには食材の栽培?養(yǎng)殖、調(diào)味料類の生産、食品加工などのサプライチェーン市場、及び外食産業(yè)と関連するサービス市場や設(shè)備製造市場が含まれていた。

同報(bào)告によると、20年第1四半期（1-3月）の全國の外食産業(yè)売上高は6026億3千萬元で、同44.3％減少した。3月には感染癥が効果的に抑制されたが、外食産業(yè)の売上減少ペースはさらに拡大して46.8％になり、1月と2月を超えた。同報(bào)告は、「世界で感染癥の狀況がさらに悪化し、中國國內(nèi)では消費(fèi)がうまく喚起されないという狀況の中、2020年の外食産業(yè)の増加率は歴史的な『冷え込み』を経験することになるだろう」と予測した。

外食産業(yè)に「リベンジ的消費(fèi)」現(xiàn)象がみられないことについて、中國社會(huì)科學(xué)評価研究院の荊林波院長は、「外食消費(fèi)は他の消費(fèi)と異なり、誰しも自身の消化能力に制約される。特に健康な食生活への関心が高まり、暴飲暴食の現(xiàn)象がどんどん減る中で、即時(shí)性が高い、保存が利かない、消費(fèi)が個(gè)人所得の持続的な増加に依存するといった外食消費(fèi)の特徴により、外食の爆発的増加の実現(xiàn)の難しさが決定づけられた。同時(shí)に、常態(tài)化した感染癥対策が外食消費(fèi)にも影響している。たとえば『分餐制』（取り分け制）、取り分けスプーン?取り分け箸の利用推進(jìn)などは、食事を取る消費(fèi)者とレストラン経営者にとっては挑戦になる。また數(shù)ヶ月に及ぶ『おうち経済』を経験して、『在宅のメリット』に適応し、楽しむようになった人がいて、オンライン消費(fèi)の習(xí)慣が根付き、オンライン消費(fèi)ニーズがますます多様化していった」と述べた。

同報(bào)告はこうした現(xiàn)象について、「感染癥が一人一人に合った外食ニーズを急増させ、外食産業(yè)の変革は新たな流れに直面することになった。感染癥の流行により消費(fèi)者の食事をする環(huán)境、メニューの品質(zhì)、デリバリー配達(dá)、サービススタイルなどで新たなニーズが生まれた。たとえばシングル人口が徐々に増加して生まれた『一人ご飯経済』は、感染癥の中でさらなるイノベーションを遂げ、『一人1テーブル』、『1メートル間隔』、『獨(dú)立した一人席』などのスタイルでの飲食サービスが次々に登場した。外食産業(yè)は手早く食べられるか、メニューを柔軟に組み立てられるかが常に試されており、これから『小規(guī)模店舗』、『少量のメニュー』、『少量のセット』、『一人席』や、その他の新型外食サービススタイルが次々登場するだろう。生存と発展のために、外食企業(yè)は経済デジタル化の流れに迅速に対応しなければならなくなった。特に食材の供給源、生産方式、外食のネットワーク配置、業(yè)態(tài)?ビジネスモデルの4分野で、外食産業(yè)は大きな変革を遂げるだろう」と指摘した。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2020年12月30日