「崇禮區(qū)は今年、スノーシーズンを迎えて観光客が爆発的に増加している」と話す河北省張家口市崇禮區(qū)黨委員會宣伝部の靳磊氏によると、今年10月29日に同區(qū)のスキー場がオープンして以來、12月13日までに、前年同期比55％増の延べ75萬人の観光客が訪れた。中國新聞網(wǎng)が報(bào)じた。

真っ白な雪に覆われた崇禮太子城高速鉄道駅（畫像はリゾート村?太子城氷雪小鎮(zhèn)が提供）。

崇禮區(qū)は、2022年北京冬季五輪の雪上種目の主要開催地。今年12月30日に、京張都市間鉄道開通一周年を迎えたのを機(jī)に、高速鉄道が冬季五輪の舞臺にもたらした変化を肌で感じるべく、同區(qū)を取材した。

スキー場関係者「スキー客が爆発的に増加」

太舞滑雪小鎮(zhèn)（Thaiwoo Ski Resort）で働く崇禮區(qū)出身の任暁強(qiáng)さんによると、現(xiàn)在、當(dāng)リゾートには週末になると、平均3000人以上のスキー客が訪れており、スキーシーズンが約半月前倒しで訪れたという。

「京張都市間鉄道が開通し、崇禮區(qū)が『北京1時(shí)間生活圏』內(nèi)に入り、日帰りスキーが実現(xiàn)した」と任さん。

崇禮區(qū)のスキー場でスキーを楽しむ人々（撮影?張帆）。

靳氏によると、「崇禮區(qū)は例年、春節(jié)（舊正月）期間中にスキー客がピークに達(dá)する。しかし、今年はスノーシーズンに入ると同時(shí)に、各スキー場のスキー客は、例年のオンシーズンの規(guī)模になった。週末になると、その數(shù)は例年の春節(jié)期間中ほどになり、現(xiàn)時(shí)點(diǎn)で観光収入が前年同期比で63％増になっている」という。

建設(shè)関係者「高速鉄道が開通し両都市を行き來する生活が可能に」

張家口市の北京冬季五輪の試合會場関連プロジェクトである「崇禮太子城氷雪小鎮(zhèn)」では、冬季五輪の授賞式やゲストの接待などが行われる。北京から來ている建設(shè)関係者は、これまでは1ヶ月か2ヶ月に1回しか家に帰ることができなかった。

崇禮太子城氷雪小鎮(zhèn)のホテルの建設(shè)設(shè)計(jì)責(zé)任者?姜微さんは、「崇禮太子城駅から北京北駅まで1時(shí)間。西直門で地下鉄に乗り換えると、とても便利。同じ都市で生活しているような感じだ」と話す。

姜さんは定期的に、微信（WeChat）のモーメンツに、「崇禮と北京を行き來する生活」をテーマにして、畫像と共に、仕事や生活の中で感じたことを綴っている。「私の投稿を見て、崇禮で休暇を過ごすことにした友人もたくさんいる」と姜さん。

中國鉄路北京局集団有限公司の統(tǒng)計(jì)によると、京張都市間鉄道開通後、この1年の間に、延べ680萬6000人が利用した。

崇禮區(qū)民「高速鉄道が開通し生活が豊かに」

崇禮區(qū)営岔村の村民である趙春新さん（54）は現(xiàn)在、警備員の仕事をしており、「営岔村の村民はずっと農(nóng)業(yè)に攜わっていたため、収入源は単一的だった。ぎりぎりの生活で、以前は若者は出稼ぎに出るしかなかった。以前は、崇禮區(qū)の人はみんな街から出たいと思っていた。でも、冬季五輪開催が決まってから、地元で仕事をする人が増えた」と話す。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2020年12月31日