中國(guó)にはすでに2億人を超える?yún)g身者がいる。単身者の増加傾向は家庭の構(gòu)造を変化させ、単身者層に獨(dú)特の消費(fèi)スタイルや消費(fèi)文化も生み出した。しかし「おひとり様経済」繁栄の背後には、多くの隠れた問題も存在する。中國(guó)中央テレビ局（CCTV）のビジネスチャンネルが伝えた。

河南省信陽(yáng)市の「00後」（2000年代生まれ）若者の朱河存さんは、ネットで自分の店を開き、顧客が自分の計(jì)畫を達(dá)成するのを「監(jiān)督する」のが毎日の仕事だ。連日、目覚まし時(shí)計(jì)を15個(gè)セットし、一人暮らしや自分を律することの苦手な若者の顧客に向けて、微信（WeChat）や電話を通じて勉強(qiáng)やトレーニング、仕事の時(shí)間が來(lái)たことを絶え間なく知らせる。

獨(dú)居人口の増加に伴い、中國(guó)の家庭にも単身化の流れが見られるようになった。データによれば、2015年から、1人世帯の割合が年々増加して、18年は16.69％に達(dá)したという。

蘇寧金融研究院マクロ経済研究センターの陶金副センター長(zhǎng)は、「私たちは今、第4次単身ブームから第5次単身ブームへ移ろうとする節(jié)目の時(shí)にいる。第4次単身ブームは、男女比のアンバランスと若年人口の減少による部分が多かった。そして數(shù)年がたち、こうした若者はより高い教育を受けるようになり、所得水準(zhǔn)が上昇を続け、考え方の多くが変化すれば、第5次単身ブームに突入するとみられる?！氦窑趣陿斀U済』がもたらしたものは新たなビジネスチャンスの誕生だ」と述べた。

「おひとり様用の食事」への気配りの行き屆いたサービスから、個(gè)人のオーダーメイド旅行、小型キッチンツール、さらには1人で撮る「ブライダルフォト」まで、単身ブームは実は生活のあらゆる面に見られるようになった。

人工知能（AI）も「おひとり様経済」に參入した。研究機(jī)関がまとめた統(tǒng)計(jì)では、19年にAIによる「おしゃべり機(jī)能」が売りになったスマートスピーカー市場(chǎng)が爆発的な発展を遂げ、全國(guó)の出荷量は前年比109.7％増の4589萬(wàn)臺(tái)に達(dá)した。

投資サービスの巨豊投資の首席投資顧問である張翠霞氏は、「一個(gè)人にとってみれば、単身を選択した狀況の中で、社會(huì)の単位が全體としてますます小さくなる。ここから生まれた消費(fèi)ニーズが、次の社會(huì)?経済変革の大事なポイントになることは間違いない」との見方を示した。

「おひとり様経済」の拡大は消費(fèi)市場(chǎng)を豊富にしたものの、単身者層の増加は人口學(xué)者の懸念も呼び起こした。データによると、中國(guó)の結(jié)婚登録カップル數(shù)は13年に1347萬(wàn)組という歴史的な高水準(zhǔn)に達(dá)した後は低下を続け、20年には813萬(wàn)組まで減少した。その一方で、上昇を続けるのは離婚率で、離婚登録カップル數(shù)は1987年の58萬(wàn)組から20年は373萬(wàn)組に増えた?；橐雎胜蔚拖陇入x婚率の上昇とのダブルの影響の下、出生率は年々低下している。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2021年4月20日