「村民のみなさん注意してください。村の裏山の尾根で野生のゾウが活動(dòng)しています。今日は裏山の尾根に行かないでください。絶対に注意してください！」。これは野象谷のある雲(yún)南省西雙版納（シーサンパンナ）?傣（タイ）族自治州景洪市大渡崗郷香煙箐村に拡聲器から流れた放送だ。この放送により村の靜けさが打ち破られた。光明日?qǐng)?bào)が報(bào)じた。

「野生のゾウが來たって？村の外には行っちゃいけないな」。ゴムの木の樹液を採取するために、裏山に行く準(zhǔn)備をしていた哈尼(ハニ)族の男性?馬明亮さんは、放送を耳にすると、すぐさま村に戻った。そして、「ここではしょっちゅう野生のゾウが出沒する。去年北上して話題になった野生のゾウの群れ『短鼻ファミリー』も元々ここに生息していた。去年、ゾウの群れが北上したので、集落に拡聲器が設(shè)置された」と笑顔で話しながら、高いタワーを指さした?！付悉长长藨盲品敝长贰⒋氦橄膜摔胜毪?、またエサを求めて移動(dòng)する。僕たちの村には野生のゾウがしょっちゅう出沒する。保護(hù)區(qū)が、監(jiān)視?警報(bào)用のタワーを設(shè)置してくれた。野生のゾウが現(xiàn)れると、その拡聲器ですぐに知らせてくれる」という。

この集落は、他の村や集落と異なり、高さ約2メートルの緑色の太いパイプを使った防護(hù)柵が周囲に張り巡らされている。そして、集落の周りには農(nóng)作物を栽培せず、高さの異なるゴムの木ばかりを植えられている。馬さんは、「以前、野生のゾウに農(nóng)作物を荒らされたことがあるほか、集落の中にまで入って來たことがある。今は約53ヘクタールの土地にゴムの木を植えたほか、防護(hù)柵や野生のゾウが現(xiàn)れたことを知らせる放送があるので、農(nóng)作物や人、家畜が被害を受けることを心配しなくてよくなった」と話す。そして、ゴムの木の樹液を入れるバケツを下に置いて、「去年、『短鼻ファミリー』が北上したことで、野象谷が大きな注目を集めた。そして、村の14人が現(xiàn)在、景勝地で働いているほか、村民が郷土料理レストランを開いたり、農(nóng)産品を販売したりするようになった。野生のゾウのおかげでたくさんいい事がある！」と冗舌になっているところに、メッセージを受信したことを知らせる、攜帯の著信音が鳴った。それは、「短鼻ファミリーが現(xiàn)在、景洪市と普洱市思茅區(qū)の間を流れる太陽河の一帯で活動(dòng)している」という専門家からのメッセージだった。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2022年5月25日