中國初の磁気浮上懸垂式モノレール「興國號(hào)」がこのほど、列車調(diào)整の鍵となる段階に入った。調(diào)整完了後、7月に開通に向けた実験段階に入る見通しだ?？萍既?qǐng)?bào)が伝えた。

列車は江西理工大學(xué)と中鉄科工集団が共同で研究?製造したもので、懸垂式モノレール構(gòu)造を採用し、設(shè)計(jì)速度は80km/h。その最大の特徴は、初めて永久磁石磁気浮上技術(shù)をモノレールに導(dǎo)入する點(diǎn)だ。試験ラインの本線の全長は約800メートルで、いずれも懸垂式レールで、単線設(shè)計(jì)を採用し、複線の條件及び長期的な運(yùn)営條件を殘しておいた。

中鉄科工集団の首席技師の王中美氏によると、中國はドイツと日本に続き3番目に懸垂式モノレール技術(shù)を確立した國だ。懸垂式モノレールは敷地面積が少なく、視野が広く、歩行者や自動(dòng)車と互いに干渉せず、獨(dú)自の通行権を持つ。1往復(fù)の輸送量は地下鉄の約半分だが、総工費(fèi)は地下鉄の5分の1に過ぎない。

江西理工大學(xué)黨委書記の楊斌氏によると、現(xiàn)在すでにあるモノレールは電気駆動(dòng)タイヤがレール內(nèi)を走行しているのに対して、「興國號(hào)」は新型懸垂式磁気浮上列車だ。その最大の特徴は、永久磁石磁気浮上技術(shù)をモノレールに導(dǎo)入する點(diǎn)にある。永久磁石磁気浮上技術(shù)がモノレールの製造に導(dǎo)入されるのは世界でも初めてとなる。常伝導(dǎo)磁気浮上交通と比べると、永久磁石磁気浮上モノレールには靜磁場(chǎng)や「ゼロ出力」浮上の特徴があり、磁気汚染がないという大きなメリットがある。

永久磁石磁気浮上モノレールプロジェクトは、常伝導(dǎo)磁気浮上や超伝導(dǎo)磁気浮上に続く新型鉄道交通モデルで、中國が完全に獨(dú)自の知的財(cái)産権を持つ。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2022年6月1日