資料寫真（撮影?鄭瑩瑩）。

上海市民政局の蔣蕊局長は4日、「當市は今後、『故郷から離れない』、『故郷の隣人から離れない』、『故郷の方言から離れない』、『故郷に抱く思いから離れない』の『4ない』スタイルの農(nóng)村高齢者ケアスタイル展開を強化する」とした。中國新聞網(wǎng)が報じた。

上海市は中國で最も早い時期に(1979年)高齢化社會に突入した。戸籍人口を見ると、上海市は中國で高齢化が最も深刻な都市で、かなり早い時期から3人に1人は高齢者というレベルを超えていた。

蔣局長によると、上海は農(nóng)村部の特徴に合わせて、田園地帯の互いに助け合うスタイルを採用した高齢者ケアサービスを展開し、「鎮(zhèn)」には「院」が、「エリア」には「所」が、「村」には「室」が、「村組」には「ポイント」があるサービスネットワークを全面的に構(gòu)築する計畫という。

具體的に見てみると、「鎮(zhèn)」には「院」があるとは、高齢者ケア機関の介護能力を強化し、各郷?鎮(zhèn)に施設(shè)やサービス、管理がいずれも基準に達している養(yǎng)老院（老人ホーム）を1ヶ所設(shè)置する取り組みだ。2018年と2019年の2年間に、上海市は全ての農(nóng)村の高齢者施設(shè)を基準に基づいて改築した。

「エリア」には「所」があるとは、多くの行政村を「エリア」とし、農(nóng)村の特色を備え、ある程度専門的で、介護や食事提供といったサービスを提供する農(nóng)村のリタイヤメント?ホームを発展させる取り組みだ。蔣局長は、「松江區(qū)の幸福老人村や奉賢區(qū)の青春里、閔行區(qū)の田園介護の家などは、積極的な模索だ」と紹介した。

「村」には「室」があるとは、村級のレベルで、基準に基づいて高齢者活動ホームを建設(shè)し、高齢者関連のサービスプロジェクトの配置を強化し、高齢者ケアサービス機能を充実させる取り組みだ。

「組」には「ポイント」があるとは、村民グループを単位として、空き家を活用し、生活サポートや精神的サポート、互いに助け合うサービス機能などを備えた善隣ポイントを発展させる取り組みだ。2021年末の時點で、上海市は農(nóng)村にモデルとなる善隣ポイントを累計で2810ヶ所設(shè)置してきた。

蔣局長によると、2035年に上海市の戸籍を持つ高齢者の數(shù)が600萬人に達してピークを迎え、他の地域から來て上海市に住んでいる高齢者も100萬人に達する見込みとなっている。そのため、その數(shù)に基づいて高齢者ケアに必要なベッドを21萬床設(shè)置する計畫という。これは市內(nèi)に住む全ての高齢者の3％を占める數(shù)だ。また介護型ベットの割合を高める計畫で、近いうちにその割合は60％に達し、長期的には80％にまで高め、高齢者ケアサービスの水準を向上させたい考えだ。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2022年7月6日