中露両軍の年間軍事計畫に基づき、合同軍事演習「海上連合2022」が21日に東中國海の某海域で開幕した。新華社が伝えた。
■両軍の連攜能力を著実に向上
中露海軍は「海上連合2022」を「兵力の集結(jié)を経ず、港や岸での協(xié)議を経ず、直接演習海域へ向かい、直接行動を展開する」モデルに基づいて実施している。これは西側(cè)諸國を含む世界の海軍の合同演習において、非常に異例の手法だ。合同演習では通常、実施前に參加各國が協(xié)議を重ね、演習の流れと細部を決めて初めて、參加兵力の連攜を確保し、演習の目的を達成することができる。
演習の中國側(cè)執(zhí)行指揮官の王宇海軍少將は「『海上連合2022』が協(xié)議を経ずに到著後即実施できることは、中露海軍が10年連続の海上合同演習による調(diào)整を経て、すでに整った連攜手段、通信連絡規(guī)範、合同演習組織體制を形成したうえ、両國海軍將兵がこれに熟練し、これを掌握していることを十分に示している。時には簡単な命令を出すだけで、中露の參加兵力はその命令を素早く理解し、正確に実行に移すことができ、戦役?戦術(shù)面の連攜は深まり続けている。これは、中露の戦略的相互信頼の水準がさらに高まり、海洋安全保障上の脅威への両國海軍の対処能力がさらに新たな段階へと達したことの反映でもある」とした。
■演習內(nèi)容は大國としての責任を體現(xiàn)
「海上連合2022」は「海上の安全の合同維持」を課題とし、某地域の情勢に緊張が生じ、中露海軍が合同特別編成艦隊を組み、??毡Δ沃г蜗陇恰⒑I悉扦涡袆婴蚝贤钦归_し、地域の平和?安定維持という責任を共同で擔うことを想定している。
中國側(cè)編隊指揮官の張輝武氏は「今回の演習內(nèi)容には合同封鎖管制、臨検拿捕、合同防空作戦、合同対潛作戦、合同救援作戦など多様な軍事行動が含まれており、その內(nèi)容は徐々に設定され、深められていった。これらの演習內(nèi)容はいずれも、今後中國海軍が海上の脅威に対処し、地域の平和と安定を維持する行動において実施することのできるものだ」と指摘。
「中國海軍は國家の海洋主権を守り、海上の脅威に対処する主力部隊であり、他國の海軍と共にアジア太平洋地域の戦略的海洋交通路の安全性と円滑性を維持する責任を擔ってもいる。今回の合同演習の內(nèi)容は、両國海軍の責任感を十分に示すものだ」とした。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2022年12月23日