張氏によると、中國のグラファイト産業(yè)は現(xiàn)在、他國によって左右される現(xiàn)象が目立っている。原子力発電所で使われる「等方性黒鉛」はほとんどすべてが日本の東洋炭素によるもので、1トン當たりの価格は約45萬元（約720萬円）するが、コストは5萬元（約80萬円）に過ぎない。中國は長期的に技術(shù)の後進狀態(tài)にあるため、価格の主導権は常に日米が握っている。

張氏によると、企業(yè)の科學技術(shù)水準を高めるには、産業(yè)活動が行われる環(huán)境を規(guī)範化しなければならない。そのためには、國家と地方による業(yè)界整理と企業(yè)への厳しい參入規(guī)制が必要となる。

埋蔵量が全國の60％に達している黒竜江省はグラファイトへの関心が高い。2011年、黒竜江省科學技術(shù)庁は、中國工程院の9人の院士と中國グラファイト産業(yè)分野の27人の専門家を組織し、グラファイト産業(yè)の拡大と強化のための方法と措置を検討した。また內(nèi)蒙古自治區(qū)は、鉱山資源の統(tǒng)合によって小企業(yè)による低水準の採掘を制限し、大手企業(yè)を引き入れて投資を拡大し、まったく新しいモデルを創(chuàng)りだした。

業(yè)界関係者によると、グラファイト産業(yè)の健全で持続的な発展を確保するためには、國家レベルでレアアース資源の監(jiān)督制御のモデルを參照し、グラファイトの生産力を全國的に調(diào)整し、研究開発を奨勵し、グラファイト産業(yè)の発展を統(tǒng)一的に計畫しなければならない。関連部門は、グラファイト産業(yè)に対する支援を拡大し、グラファイト産業(yè)の統(tǒng)一的な計畫を行い、グラファイト資源を保護しつつ開発することが當面の急務となる。（編集MA）

「人民網(wǎng)日本語版」2014年6月18日