地方の債務(wù)リスクは全體としてコントロール可能だが、一部地域の債務(wù)リスクは油斷がならない。
賈所長は、「債権を発行して発展を加速させようとするのは、何も悪いことではない」といい、多くの市場経済國では地方政府による債券発行はごく當(dāng)たり前の現(xiàn)象だと説明する。たとえば米國、日本、フランス、ドイツ、英國などでは地方政府の債権発行が認められ、地方政府の債権市場が成熟し整備され、地方政府の重要な資金調(diào)達ルートとなり、地方の経済発展にとって重要な意味をもつという。
専門家の間では、中國の地方政府の債務(wù)リスクは全體としてコントロールが可能であり、中國式の債務(wù)危機は発生しないとの見方が一般的だ。
第一に、地方政府の債務(wù)規(guī)模は警戒ラインを下回っている。賈所長は、「債務(wù)リスクを推し量るのは複雑なことであり、現(xiàn)在、世界で認可されているやり方は、歐州連合(EU)が「マーストリヒト條約」を締結(jié)した時にうち出した警戒ラインに則り、GDPの60%を警戒ラインとするものだ。
12年末現(xiàn)在、中國地方政府に償還責(zé)任がある債務(wù)の殘高の同年のGDPに対する割合は36.74%だ。政府に擔(dān)保責(zé)任がある債務(wù)、一定の救済責(zé)任がある債務(wù)を、07年以降の各年度に財政予算によって実際に償還した際の最高比率の19.13%と14.64%で計算すると、12年の地方政府の総負債率は39.43%となり、警戒ラインの60%を下回る。
第二に、中國政府には「蓄え」がある。目下、経済成長ペースは鈍化しているが、世界的にみれば、第1四半期(1-3月)の成長率7.4%は速いペースで、安定しつつ急速な経済成長は債務(wù)償還を根本から保障するものとなる。
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