中國人民銀行（中央銀行）は、2014年6月16日から、「三農(nóng)（農(nóng)業(yè)、農(nóng)村、農(nóng)民）」金融サービス関連融資および小規(guī)模企業(yè)向け融資の割合が一定基準に達している商業(yè)銀行を対象に、人民元預金準備率を0.5ポイント引き下げることを明らかにした。人民網(wǎng)が伝えた。

中央銀行関係者によると、「『三農(nóng)』金融サービス関連融資および小規(guī)模企業(yè)向け融資の割合が一定基準に達している」とは、具體的には以下のいずれかの條件を満たす銀行を指している。

○昨年の農(nóng)業(yè)関連部門向け新規(guī)融資が、今年の新規(guī)融資全體の50％を上回っており、昨年末時點での農(nóng)業(yè)関連部門向け融資殘高が融資殘高全體の30％を上回っていること。

○昨年の小規(guī)模企業(yè)向けへの新規(guī)融資が、今年の新規(guī)融資全體の50％を上回っており、昨年末時點での小規(guī)模企業(yè)向け融資殘高が融資殘高全體の30％を上回っていること。

この基準によると、今回の預金準備率引き下げの対象となるのは、都市部商業(yè)銀行の約3分の2、非県域農(nóng)業(yè)商業(yè)銀行の80％、非県域農(nóng)業(yè)合作銀行の90％に達するとみられる。

また、ファイナンス會社、金融リース會社、自動車ローン會社の企業(yè)資金の運用効率を引上げ、消費効果を拡大することを奨勵する目的で、これらの企業(yè)に対する人民元預金準備率を0.5ポイント引き下げる。

中央銀行は今年4月25日、県域農(nóng)村商業(yè)銀行の人民元預金準備率を2ポイント、県域農(nóng)村合作銀行の人民元預金準備率を0.5ポイント、それぞれ引き下げた。