南京大虐殺記念館において8日、記者會見が開催され、新たに集められた南京大虐殺関連の文化財史料7602點が公開された。

新たに集められたこれらの史料は、同記念館學術(shù)報告ホールの長さ18メートル、幅12.5メートルの空間に展示された。記念館擔當者は、「これらの文化財は、中國、米國、日本、英國、ドイツなど14カ國から収集されたもので、その內(nèi)容は、南京大虐殺、性的暴行、毒ガス戦など舊日本軍による中國での犯罪や、世界反ファシズム戦爭に関わる」と話した。記念館は、これらの史料を集める目的で、2014年に國內(nèi)収集チーム7組と海外収集チーム2組を初めて立ち上げ、國內(nèi)外の各地に赴き、広く収集活動に取り組んできたという。

新たに集められた史料は、舊日本軍が中國で犯した様々な犯罪行為をむざむざと暴き出している。雲(yún)南省で集められた舊日本軍のイペリット（毒ガス）弾は、舊日本軍が中國侵略戦爭中に行った殘忍悲道な毒ガス戦の動かぬ証拠だ。また、河南省から持ち込まれた舊日本兵のアルバム「萬里征途」、日本で集められた「満州事変」手ぬぐい、歩兵第九連隊解散記念手ぬぐいはいずれも、日本が中國各地を侵略した史実を如実に物語っている。瀋陽市の民間収集家?張広勝氏の寄贈による東北慰安所遺跡の「慰安婦」が使った木製碗などは、舊日本軍による性的暴力犯罪の動かぬ証拠である。

同記念館の朱成山館長は、「それぞれの文化財は、歴史の目撃者である。記念館は、専門家チームを立ち上げ、さらなる考証作業(yè)を進めることを計畫しており、記念館の研究と陳列內(nèi)容を徐々に充実させていく」と述べた。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語版」2014年12月9日