日本では、政治家を取材するのは容易だが、企業(yè)家を取材するのは容易でない。羊城晩報(bào)が報(bào)じた。

日本の富豪であるカジュアル衣料の製造販売「ユニクロ」を中心とした企業(yè)グループ持株會(huì)社であるファースト?リテイリング代表取締役會(huì)長兼社長の柳井正氏とソフトバンク株式會(huì)社代表取締役社長の孫正義氏は、ゴルフ仲間。しかし、二人が一緒にプレーしたり、お酒を飲んだりする姿をカメラに収めることは絶対にできない。

私生活を絶対に明かさないこの2人は、メディアの取材が最も難しい企業(yè)家でもある。2人はバリケードを張り巡らしているというよりも、何事も氷の上を歩くように慎重に行う。

筆者は柳井氏の著書3冊(cè)を中國語に翻訳した経験があり、柳井氏と何度も會(huì)ったことがある。30年前、早稲田大學(xué)を卒業(yè)した柳井氏は、父親が創(chuàng)業(yè)した「メンズショップ小郡商事」に入社。父の後を受け小郡商事社長に就任した1984年、「ユニクロ」と銘打って第一號(hào)店を開店させた。今では、「ユニクロ」を世界的なカジュアル衣料製造販売企業(yè)に育てたほか、日本富豪ランク2位にまで上りつめた。

柳井氏の著作には創(chuàng)業(yè)より現(xiàn)在までの歩みをつづった「一勝九敗」があり、自身の天才的な知恵や會(huì)社の目を見張る業(yè)績を紹介するのではなく、ブームの追い風(fēng)が強(qiáng)まる陰で、実は10の施策のうち9が失敗であったことを明かしている。同書を中國語に翻訳したのが筆者で、中國の企業(yè)家が自分の成功の道を書き綴るのと比べると、自分の失敗を明かす悲しいストーリーとなっている。しかし、どこの國の企業(yè)家を問わず、一度は真剣に読むべき「教科書」のような存在になっている。自分をひけらかすのではなく、事実を書き記した同書は、創(chuàng)業(yè)の教訓(xùn)を伝えてくれているからだ。