中國人民銀行（中央銀行）は25日午後、再び「金利?預(yù)金準(zhǔn)備率の同時引き下げ」という大技を繰り出した。26日から金融機(jī)構(gòu)の人民元預(yù)金?貸し出しの基準(zhǔn)金利を0．25ポイント引き下げ、銀行の預(yù)金準(zhǔn)備率も9月6日から0．5ポイント引き下げる。前回この措置が講じられてから、たった2ヶ月しか経っていない。人民銀行は、年內(nèi)に2度にわたる「同時引き下げ」を?qū)g施した目的について、基準(zhǔn)金利の誘導(dǎo)的役割を引き続き発揮させ、社會の資金調(diào)達(dá)コストを引き下げ、実體経済の持続的かつ健全な発展を支援するためとしている。専門家は、「人民銀行の措置は、疲弊した中國経済にとっても、荒廃した世界株式市場にとっても『恵みの雨』であり、市場の信頼感を立て直し、市場の圧力を緩和するものとなる」と指摘した。

■タイミングよく実施された「同時引き下げ」、下向き圧力を相殺

中國銀行國際金融研究所のシニアエコノミスト?周景トウ氏は、次のように指摘した。

今回人民銀行が「同時引き下げ」を?qū)g施したのには、主に3つの理由がある。1つ目に、中國経済の下向き圧力が依然として緩和されていないため。7月の投資、消費(fèi)、輸出入、工業(yè)生産などの主な経済指標(biāo)、およびサービス購買擔(dān)當(dāng)者景気指數(shù)（PMI）、対外貿(mào)易先行指數(shù)といった先行指標(biāo)を見ても、経済は5、6月の安定した狀態(tài)を保っておらず、安定成長の圧力が増した。ゆえに、社會の資金調(diào)達(dá)コストをさらに引き下げ、企業(yè)の投資と住民の消費(fèi)を刺激するため、金利?預(yù)金準(zhǔn)備率の同時引き下げが必要だった。2つ目に、世界の資本市場が最近激しく揺れ動いており、中國株式市場も暴落が続き、系統(tǒng)的な金融リスクが高まっている。金利?預(yù)金準(zhǔn)備率の同時引き下げによって市場の信頼感を立て直し、市場の圧力を緩和することができる。3つ目に、外貨買取専用資金の減少、近頃の元安と資本流出という背景の下、預(yù)金準(zhǔn)備率の引き下げは流動性供給につながり、市場の金利上昇圧力を和らげるのに役立つ。

実際のところ、人民銀行によるこの時期の「同時引き下げ」は想定內(nèi)のことだった。中央銀行研究局の陸磊局長は「國際経済の低迷と外需の変動という背景の中、中國が內(nèi)需拡大を政策の主方向にするのは『時宜にかなっている』。また、預(yù)金準(zhǔn)備率の引き下げは、実際には金融體系に無期限の流動性を供給するもので、マネー?マーケットの変動に対する金融機(jī)構(gòu)の流動性管理能力を効果的に高めることができる。金利と為替政策のつり合いという観點(diǎn)から見ても『時宜にかなっている』」と指摘する。