人民元の下落は、西側(cè)メディアでもトップニュースとして報じられている。例えば英フィナンシャル?タイムズは8日、「不吉な預(yù)言者は、資本流出の加速と、中國企業(yè)によるドルの空売り、元買いの裁定取引が続くに伴い、人民元の3％の切り下げが、近いうちに元のさらなる暴落を招くと予想している。中國の外貨準(zhǔn)備高は8月に940億ドル減少した。中國政府が人民元レートを安定させるため、為替市場への介入に力を入れていることが分かる」と報じた。各メディアの報道を引用し、環(huán)球時報が伝えた。

米ウォールストリート?ジャーナルは、「中國の外貨準(zhǔn)備高は3兆6500億ドルから3兆5540億ドルに減少したが、減少幅は中國のバランスシートに直接的な脅威をもたらすことはないだろう」と報じた。投資情報サイトInvestopediaは8日、「米國の議員は、中國が人民元レートを操作していると非難しているが、2005年以降、人民元は対米ドルで約30%上昇している。前月、中國人民銀行が人民元を切り下げた後、國際通貨基金（IMF）が歓迎聲明を発表した事実はあまり知られていない」と報じた。

米ニュース専門放送局CNBCは8日、中國の輸出入データが8日に発表されたのに続き、9日にはインフレ率、13日には小売売上データ、工業(yè)生産高、固定資産投資データが発表されると報じた。

中國経済に楽観的な見方を示しているのは、11月に初訪中を予定しているフランスのオランド大統(tǒng)領(lǐng)だけではない。ロシアの石油會社ロスネフチのイーゴリ?セチン社長は7日、「中國経済にハードランディングが起きる可能性は低い。中國経済のファンダメンタルズは良好で、経済発展の潛在力を秘めているためだ。また、インフレ率が低いため、中國人民銀行は刺激策を確定しやすく、中國経済の安定成長を保障できる」と指摘した。

ドイツ経済紙は8日、ドイツ貿(mào)易協(xié)會の関係者の言葉として次のように伝えた。

中國よりも心配なのは歐州だ。EUは現(xiàn)在、瓦解しつつあり、歐州債務(wù)危機(jī)のリスクは依然として存在している。中國が今直面しているのは1つの挫折に過ぎない。中國は、かつてのような信じられないほどの成長を遂げることはないかもしれないが、他國ほど悲慘な狀況にもならないだろう。（編集SN）

「人民網(wǎng)日本語版」2015年9月10日